DesignCon · サンタクララ
DesignCon 2027完全ガイド:日本企業のための参加・出展判断
最終更新:2026年8月7日

DesignCon 2027は、2027年2月2日(火)〜4日(木)に、カリフォルニア州サンタクララのSanta Clara Convention Centerで開かれる、高速伝送とシステム設計のカンファレンス兼展示会です。結論から言えば、112Gbpsから448Gbpsの領域でコネクタ、ケーブル、基板材料、測定器を米国のハイパースケーラーやネットワーク機器メーカーに売る日本企業には、行く価値があります。買い手側の技術者が自ら登壇し、査読を通った論文で自社の課題を公開する場だからです。逆に、SaaSやAIソフトウェアの会社、あるいは「シリコンバレー視察」を目的とする出張には向きません。この記事では、2027年について確定している事実と2026年の実績値を分けたうえで、参加費、出展の実務、そして「出展202社のうち日本所在で登録されていたのは5社、韓国は9社」という数字まで並べます。
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202社
出展社(2026年実績)
5社
うち日本所在の登録
69%
来場者のうちカリフォルニア州内
$835〜$1,585
参加パス(2026年実績)
DesignConとは何のカンファレンスか
DesignConは、チップとボードの間で信号がどう壊れるかを扱う、電子設計の年次カンファレンスです。標語がそのまま定義になっています。WHERE THE CHIP MEETS THE BOARD、チップが基板と出会う場所です。シグナルインテグリティ、パワーインテグリティ、高速リンク設計、EMC、材料と実装が中心テーマで、1995年の「Design SuperCon」を起点に、2025年で30年、2026年が第31回でした。
半導体そのものの展示会ではありません。SEMICON Japanが製造装置と材料の会であるのに対し、DesignConは設計と検証の会です。扱う周波数帯も具体的で、2024年の会場では112Gbpsと224Gbps、2026年には448Gbpsとその測定方法が話題の中心でした。
日本語でこのイベントを継続的に記録しているのは、JEITAのEDAモデル専門委員会だけです。同委員会は毎年委員を派遣し、視察報告書を公開しています。2026年の報告書を書いた図研の高橋慎司氏は、会場の性格をこう記録しています。
日本の展示会と比べてフランクで、様々な催しが用意されている。
規模は控えめです。主催者が公表している来場者数は「5,400人超」で、しかもこの数字に年次の記載がありません。Trade Show Executiveは、DesignCon 2026が来場者数、売上、純展示面積、出展社数のすべてで記録を更新したと報じていますが、実数は出していません。つまり2026年の正確な来場者数は、Informa社の外では誰も知りません。5,400人超は下限であって、最新値ではないと考えてください。
規模で語れないぶん、この会議の性格を最もよく表しているのは別の数字です。来場者の69%はカリフォルニア州内から来ています。これは世界大会ではなく、シリコンバレーのエンジニアの集まりに外から飛び込む形のイベントです。
2027年はいつ・どこで開催され、どう行くのか
2027年2月2日(火)〜4日(木)の3日間、Santa Clara Convention Centerで開催されます。ここで最初に確認すべきなのは、カンファレンスは3日間ですが展示会は2日間しかないという点です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| カンファレンス | 2月2日(火)9:00〜18:00、3日(水)8:00〜17:15、4日(木)8:00〜17:15 |
| 展示会 | 2月3日(水)11:00〜18:00、4日(木)11:00〜18:00 |
| 会場 | Santa Clara Convention Center(5001 Great America Parkway) |
| 会場規模 | 総面積302,000平方フィート、無柱の展示ホール90,000平方フィート、ボールルーム22,400平方フィート、分科会室31室 |
| 駐車場 | 無料 |
| 入場制限 | 18歳未満は展示ホールにも会議室にも入れません |
展示会だけを見に行くなら、2日(火)に現地入りする意味はほとんどありません。逆に論文セッションやブートキャンプが目当てなら、火曜の朝から3日間フルで必要です。日程の組み方が目的によって1日ずれる構造になっています。
渡航は、米国の主要カンファレンスの中では中間くらいの難度です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 直行便 | ZIPAIRが成田〜サンノゼ(SJC)線を運航。日本とサンノゼを結ぶ唯一の直行便です |
| 所要時間 | 成田発サンノゼ着で約9時間40分、距離は約5,140マイル |
| 便数 | 2026年夏期は週3〜6往復。ZG30が成田16:25発・サンノゼ9:40着、ZG29がサンノゼ11:40発・成田翌14:50着。2027年2月の便数は未公表です |
| 羽田発 | 直行便はありません |
| 代替 | サンフランシスコ(SFO)はANA、JAL、ユナイテッド航空が羽田・成田から運航。ただし会場までは約45マイルで、車で1時間以上かかります |
| 空港から会場 | SJCから約4マイル |
| ビザ | 登録時に申請すれば、B-1・B-2用の招聘状(visa invitation letter)が発行されます |
サンノゼ直行を取れるかどうかで、この出張の体感は大きく変わります。SFO経由でも行けますが、会場は空港から南へ45マイルあり、朝夕は101号線が混みます。
行程プランを見る誰が主催しているのか
主催はInforma Markets、この分野では「Manufacturing by Informa」の名前で運営している、世界最大手のイベント事業者です。業界団体の展示会でもベンダーの自社イベントでもなく、フロアと有料カンファレンスそのものが商品です。
ただし、この会議には商業イベントらしくない部分が1つあります。技術プログラムは99名のTechnical Program Committeeによる査読を経ています。論文は買うものではなく、通すものです。Signal Integrity Journalは、この30年を「Created by engineers, for engineers」という言葉でまとめています。
同時に、有料の層もはっきり存在します。JEITAが数えた2026年のプログラム約187件のうち、36件はスポンサーセッションでした。査読を通った層とスポンサー枠が並んでいて、区別は明示されています。ここを混同しなければ、プログラムの読み方を間違えることはありません。
社外の窓口はほぼ個人名で公開されています。出展の価格を知る唯一の経路は営業担当のMike Lesko氏((475) 218-5499)で、登壇はMarissa Ray氏、登録はregistration.ime@informa.comです。イベントの対外的な顔はSuzanne Deffree氏(Vice President兼Group Portfolio Leader)です。
ここで1つ、公式サイトの表示について注意があります。2026年8月時点で公式サイトのトップに出ている基調講演者3名は、2026年2月の登壇者です。基調講演ページの見出し自体が「DesignCon 2026 Keynotes」のままで、2027年の登壇者はまだ発表されていません。第三者のイベントデータベースはこの3名を2027年の登壇者として転載しているので、社内資料を作るときは出典に戻って確認してください。
どんな企業が出展しているのか
2026年の出展社は202社で、展示ホールは完売しました。この数字は2つの独立した経路で一致しています。公式の出展社ディレクトリの検索結果と、JEITAの視察報告書が記録した2026年の展示ブース数です。
出展社数は明確な回復基調にあります。
| 開催年 | 出展社数 |
|---|---|
| 2018 | 約190社 |
| 2019 | 約175社 |
| 2020 | 184社 |
| 2023 | 148社 |
| 2024 | 168社 |
| 2026 | 202社 |
フロアの構成は4つの層に分かれます。測定器(Keysight、Tektronix、Teledyne LeCroy、Rohde & Schwarz、アンリツ)、コネクタとケーブル(Amphenol、TE Connectivity、Molex、Samtec、Luxshare、ヒロセ電機、日本航空電子工業、山一電機)、基板材料と製造(Isola、Rogers、Shengyi、ITEQ、AGC、三井金属系のOak-Mitsui)、そしてEDA(Cadence、Synopsys、Siemens EDA、Ansys、MathWorks)です。2026年にはWizerr AIやKipo AI、Cadstromのように、ハードウェア設計向けのAIアシスタントを売る新顔も並びました。
そして、日本企業にとって最も重要な数字がここにあります。出展社ディレクトリで所在国が日本と登録されていたのは、202社中5社でした。古河物産、潤工社、日本ピラー工業、タツタ電線、東京特殊電線です。同じ集計で韓国は9社、中国・台湾は合わせて29社(うち台湾登録が16社)です。
ただし、この5社という数字は実態を過小評価しています。日本企業の多くは米国法人としてブースを取り、米国の住所で登録するからです。同じ2026年のリストから社名で特定できるものを数えると16件あります。
AGC Multi Material America、American Furukawa、アンリツ(Anritsu Company)、Epson America、Epson Robots、Fujipoly America、Hirose Electric Americas、JAE Electronics、KEL USA、Oak-Mitsui Technologies、OMRON Electronic Components、Panasonic Industrial Devices Sales Company of America、Santec USA、SENKO Advanced Components、TDK Lambda、Yamaichi Electronics USAです。
合わせて約21件、全体の約1割が日本に親会社を持つ出展です。スポンサーのゴールド枠にもアンリツとHirose Electric Americasの2社が入っています。日本企業は行っていないのではなく、コネクタ・ケーブル・材料・測定器という特定の4分野に限って、確実に行っています。
出展の形は1つではありません。ソシオネクストは2026年に3つのセッションで登壇しながら、展示は日本航空電子工業のブース#804の中で、山一電機との224Gbps SerDesケーブル接続の共同デモとして行いました。自社ブースを取らずに存在感を出す方法があるということです。
一方で、公的な支援枠は見当たりません。JETROのジャパンパビリオンも、共同出展枠も、DesignConには存在しません。ブースが欲しければInformaの営業と直接交渉するか、取引先のブースに相乗りするかの2択です。
会場では実際に何が起きるのか
3日間の中身は、査読付きの技術セッション、展示フロア、無料の基調講演、そして表彰と交流の4つに分かれます。2026年は15トラックに分かれ、JEITAが数えた総プログラム数は約187件でした。
トラック配分を見ると、この会議がどこに重心を置いているかが分かります。最多は「Optimizing High-Speed Link Design」の16セッション、次いで「Applying Test & Measurement Methodology」の13、「Power Integrity in Power Delivery Systems」と「Machine Learning & AI」が各10です。一方で「Advanced Automotive Electronics」は2セッションしかありません。車載を目的に来ると空振りします。
セッションの形式は4種類あります。終日のブートキャンプ、3時間のチュートリアル、75分のパネル、45分の技術論文セッションです。ブートキャンプとチュートリアルに出るには上位パスが必要で、ここがパス選びの分かれ目になります。同時に10本以上が並行するため、KEI Systemsの2018年の報告が書いているとおり、予定は現地に着く前に組んでおく必要があります。
AIの扱いについては、期待を先に調整しておいたほうがよいでしょう。JEITAの2026年報告は、こう書いています。
AIのキーワードが多くみられるが、中身としてはAIそのものではなく、マシンラーニングの活用に関するものも多かった。
Agentic AIの分野では、学生や教授の発表が目立つ。
AIエージェントで設計を自動化する話は確かにありますが、2026年時点では大学発の可能性提示が中心でした。実運用の事例を探しに行くと、まだ早いという結論になります。

展示フロアの雰囲気は、日本の展示会とはかなり違います。JEITAの2026年報告は、測定器の周りが常に混んでいたこと、そしてPAM6の448Gbps伝送のような最新技術を支えるケーブルとコネクタに大小の企業が並んでいたことを記録しています。2024年の報告も「展示会場は活気があり常に混雑しており」と書いており、この点は年をまたいで一致しています。
フロア上には無料のコンテンツも用意されています。Chiphead Theaterでは講演やデモ、パネルが行われ、2026年は7セッションありました。夕方には毎日Booth Bar Crawlが開かれ、参加ブースで軽食と飲み物が出ます。商談の糸口はここで生まれます。
表彰も会期中に行われます。Engineer of the Yearの2026年受賞者はBert Simonovich氏で、Bell Northern Researchに30年在籍し、表面粗さのCannonballモデルを作った独立コンサルタントです。この賞は大企業の技術者だけでなく個人の実務家にも渡っており、2015年以降の受賞者にはEric Bogatin氏やIstvan Novak氏が並びます。
そしてBest Paper Awardsが、日本企業にとって最も直視すべき結果です。2026年の受賞7本の著者に名を連ねたのは、Meta、Arista Networks、Cisco、Alibaba Group、Alibaba Cloud、HPE、Juniper Networks、TE Connectivity、Semtech、Molex、Synopsys、Luxshare、Shennan Circuit、New H3C、そしてミズーリ科学技術大学でした。7本のうち日本企業が著者に入っているものは1本もありません。7本中3本には中国のハイパースケーラーか基板メーカーが入っています。
なお、DesignConの翌日金曜には、IBIS Open Forum主催のIBIS Summitが開かれます。2026年は2月27日、会場から約4マイル離れたMission Towersで、対面参加は約30名でした。JEITAが毎年委員を送っているのは、主にこのSummitで日本のIBISモデル要求を規格団体に直接伝えるためです。IBISモデルを使う立場の企業にとっては、DesignCon本体より費用対効果が高い可能性があります。
参加・出展にいくらかかるのか
2027年の価格は未発表です。以下はすべて2026年の実績で、見積もりの基準としては最も確度の高い数字です。
| 購入時期 | All-Access | Premium Education | Standard Education | 展示会のみ |
|---|---|---|---|---|
| Super Early Bird(2025年11月30日まで) | $1,085 | $985 | $835 | 無料 |
| Early Bird(2026年1月11日まで) | $1,215 | $1,115 | $915 | 無料 |
| Advance(1月12日〜25日) | $1,385 | $1,285 | $1,085 | 無料 |
| Pre-Onsite(1月26日〜2月23日) | $1,385 | $1,285 | $1,085 | $39 |
| Onsite(会期中) | $1,585 | $1,485 | $1,285 | $199 |
読み方の要点は4つです。第1に、All-Accessは早期購入と当日購入で$500、率にして46%も差が付きます。第2に、All-AccessとPremiumは火曜からの3日間、Standardと展示会パスは水曜・木曜の2日間しか使えません。第3に、ブートキャンプとチュートリアルに出られるのはAll-AccessとPremiumだけです。第4に、毎日のネットワーキングランチ、火曜の朝食会、技術論文のebook、基調講演の先行入場が付くのはAll-Accessだけです。
基調講演はどのパスでも無料で聴けます。展示会だけを見るなら、資格要件を満たす来場者は1月下旬までの事前登録で無料になります。2026年はこの無料枠が1月25日で締め切られ、翌日から$39に切り替わりました。
団体割引もあります。3〜5名で10%、6〜9名で20%、10名以上で25%です。教育パス3種にのみ適用され、展示会パスには使えず、プロモーションコードとの併用もできません。3名以上を送るなら、個別に申し込むより社内でまとめたほうが確実に安くなります。
キャンセル規定は日本企業には少し厳しめです。2026年の場合、$150のキャンセル料が免除されたのは1月23日まででした。以降は書面での申請が必要で、$150がかかります。代理出席への変更は$50です。展示会パスは理由を問わず返金されません。稟議に時間がかかる場合は、開催の6週間前を社内の締切として逆算してください。
出展費用は公開されていません。公式の出展社FAQは、1平方フィートあたりの単価を問う質問に対して「価格はブランドとブース仕様によって異なる」とだけ答え、営業担当の連絡先を示しています。当社のデータベースにもDesignConのブース価格の行はありません。
参考になる数字は1つだけ存在します。JEITAの2020年視察報告に記録された「ブース出展料は1平方フィート$61.25~」です。この単価なら10フィート×10フィートのブースは約$6,125になります。ただしこれは2020年開催時点の、床面積だけの単価です。2026年の展示ホールは完売しており、需要は当時より明らかに強くなっています。現在の見積もりは営業担当から取る以外にありません。目安として持っておく数字であって、稟議に書く数字ではありません。
ブース1区画(10フィート×10フィート)には、到着時に最大5名分のバッジが付きます。6人目以降は追加料金です。2027年の搬入・搬出日程は、2026年8月時点でTBDのままです。
費用を試算する日本企業にとって行く価値はあるか
判断基準は1つです。貴社が売っているものが、基板の上を通る信号の物理に関わるかどうか。関わるなら、これほど買い手が濃い展示会は他にありません。関わらないなら、名前にDesignと付いていても行く理由はありません。
行くべき企業。 第1に、コネクタ、ケーブル、基板材料、測定器を高速伝送市場に売る日本企業です。理由は市場の大きさではなく、買い手が壇上にいることです。2026年のBest Paper受賞論文の著者には、Meta、Arista Networks、Cisco、Alibaba、HPE、Juniper Networksが並んでいます。データセンターを実際に建てている側が、自社の448Gbpsの課題を査読論文として公開する場です。この構造は部品展示会では珍しく、営業資料をもらうより先に相手の技術課題を読めます。しかも競合はすでに来ています。韓国勢9社、中国・台湾勢29社に対して、日本所在の登録は5社です。同じ半導体・部品の買い手を別の角度から見るなら、10月のSEMICON Westと6月のSensors Convergeが近い位置にあります。
第2に、論文を書く意思のある技術者を抱える企業です。99名の査読委員会が選ぶ場で、Best Paper 7本に日本企業がゼロという状態が続いています。JEITAの2020年の報告は、6年前にすでに問題を言い当てていました。
DesignConの日本人スピーカーの数を見ると、シリコンバレーにおける日本の影響力は高くなく、日本国内にある技術力や要望を伝える機会が少ないのではないかと感じた。
第3に、IBISモデルを日常的に使う設計・EDA部門です。翌日金曜のIBIS Summitは無料で、対面参加は約30名です。規格を決めている人たちと同じ部屋に座れる密度は、DesignCon本体より高いくらいです。
行かなくてよい企業。 まず、SaaSやAIソフトウェアの会社です。機械学習・AIのトラックはありますが15分の1であり、内容も2026年時点では大学発の可能性提示が中心でした。エンタープライズソフトを売る相手はここにいません。次に、車載エレクトロニクスが主目的の企業です。専用トラックは2セッションしかなく、この目的ならほかの展示会が適切です。そして、シリコンバレー視察や海外動向の把握を目的とする出張です。来場者の69%は州内から来ており、規模も5,400人超という水準です。国別パビリオンも商談マッチングの仕組みもありません。「アメリカの空気を見てくる」ためのイベントとしては、費用に対して得られるものが薄くなります。基板の製造と実装が本業であれば、規格と検査の議論が集まるIPC APEX EXPOとSMTA Internationalのほうが、同じ電子機器でも当たる相手が違います。
出展を検討している企業へ。 現実的な入口は2つあります。1つは、取引先や協業先のブース内でデモを行う形です。ソシオネクストは2026年に日本航空電子工業のブース#804で山一電機と共同デモを行い、出展社リストには載らないまま3セッションで登壇しました。もう1つは、まず1回だけAll-Accessで人を送り、フロアと論文の水準を自分の目で確かめることです。2026年は完売しており、価格も非公開の交渉制です。見積もりの取得は登録開始を待つ話ではないので、動くなら早いほうが有利です。
最後に、この会議を過大評価しないための注意を1つ。DesignConは大きな会議ではありません。展示ホールは90,000平方フィート、主催者が公表している来場者数は5,400人超、展示会は実質2日間です。CESやSEMICON Japanの感覚で予算を組むと、規模の割に高いという印象になります。一方で、この分野の技術者と買い手が世界で最も密に集まる場でもあります。何を測りに行くのか、誰に会うのかを決めてから行けば効く会議であり、決めずに行くと2日で終わる会議です。貴社の製品と目的に照らした参加・出展の判断は、下記からご相談ください。
ご相談はこちらよくある質問
- DesignCon 2027はいつ・どこで開催されますか?
- 2027年2月2日〜4日の3日間、カリフォルニア州サンタクララのSanta Clara Convention Centerで開催されます。カンファレンスは3日間ですが、展示会は3日(水)と4日(木)の11:00〜18:00の2日間のみです。2日(火)は展示会が開いていません。
- DesignConの参加費はいくらですか?
- 2027年の価格は未発表です。2026年実績では、全日程のAll-Accessが$1,085〜$1,585、Standard Educationが$835〜$1,285でした。展示会のみの入場は、資格要件を満たす来場者なら1月25日まで無料、以降は$39、会期中の当日は$199です。基調講演は全パス共通で無料です。
- 日本からサンタクララへの直行便はありますか?
- ZIPAIRが成田からサンノゼ(SJC)へ直行便を運航しており、所要は約9時間40分です。空港から会場までは約4マイルです。羽田発の直行便はありません。サンフランシスコ(SFO)経由も可能ですが、会場までは約45マイル、車で1時間以上を見込んでください。
- 日本企業もDesignConに出展していますか?
- しています。2026年の出展202社のうち、所在国が日本で登録されていたのは古河物産、潤工社、日本ピラー工業、タツタ電線、東京特殊電線の5社です。米国法人名で登録している日本企業を社名から数えると16件あり、合計で約21件、全体の約1割です。
- ブースの出展費用はいくらですか?
- 公開されていません。公式FAQは価格を示さず、Informaの営業担当への問い合わせのみを案内しています。参考値はJEITAの2020年視察報告にある1平方フィート$61.25〜のみで、2020年開催時点の数字です。2026年の展示ホールは完売しました。
- 公式サイトに載っている基調講演者は2027年の登壇者ですか?
- 違います。2026年8月時点で公式サイトのトップに出ているJoseph Lukens氏、Mark Ren氏、Bhanu Sood氏の3名は、2026年2月の基調講演者です。公式の基調講演ページの見出しも「DesignCon 2026 Keynotes」のままです。2027年の登壇者は未発表です。
- DesignConはAIのカンファレンスですか?
- 違います。チップとボードの間の信号伝送を扱う電子設計のカンファレンスです。機械学習・AIのトラックは15トラック中の1本で、2026年は10セッションでした。JEITAの視察報告は、AIを掲げたセッションの中身の多くは機械学習の適用事例だったと記録しています。
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