DeveloperWeek · サンタクララ
DeveloperWeek 2027完全ガイド:日本企業のための参加・出展判断
Last updated: August 6, 2026
DeveloperWeek 2027は、2027年2月9日〜11日にカリフォルニア州サンタクララのSanta Clara Convention Centerで開催される、独立系としては世界最大級の開発者カンファレンスです。結論から言えば、北米の開発ツール市場を一度に見渡したいエンジニアリング組織と、エンジニアと管理職を同時に送りたい企業には、費用対効果の高いイベントです。成田から直行便のあるサンノゼ空港が会場から6マイルにあり、2026年10月8日までに買えばPROパスが$785だからです。逆に、特定の技術を深く掘りに行く場ではありません。この記事では最初に、日本語で流通している情報の2つの誤りを正します。会場はサンノゼではなくサンタクララです。そして、「5,000人以上」は現地2,500人とオンライン2,500人の合計です。現地の来場者数ではありません。
2,500〜3,000人
現地来場者
70〜115か国
参加国
$785
PROパス最安値
6マイル
空港から会場
DeveloperWeekとは何のカンファレンスか
DeveloperWeekは、DevNetworkという独立系のイベント会社が主催する開発者向けカンファレンスです。特定のベンダーの自社イベントでも、業界団体の展示会でもありません。主催者は一貫して「世界最大級の独立系開発者カンファレンス」を名乗っており、この「独立系」という語が実質的な意味を持っています。単一の製品や単一の技術に議題が縛られていない、ということです。
実際には、1枚のパスで5つの併催カンファレンスに出入りできます。
| カンファレンス | 対象領域 |
|---|---|
| DeveloperWeek | 開発・エンジニアリング全般の本体プログラム |
| AI DevWorld | AI技術の最新動向 |
| ProductWorld | プロダクトとチームのマネジメント |
| OpsWorld | ポータル、CI/CD、プロビジョニング、デプロイ、Infrastructure as Code |
| DevExec World | 技術者の採用・育成・定着、エンジニアリング責任者向け |
2027年のトラックはAPIs, MCPs & Tooling、Cloud-Native Development、Data Management & Engineering、DevSecOps、Enterprise Development、Mobile Developmentの6つが公表されており、規模はセッション350本以上、登壇者250名以上、25トラック以上、スポンサー・パートナー100社以上とされています。
この幅の広さは、長所であると同時に正直な弱点でもあります。主催者自身が、VR、AI、ブロックチェーン、IoT、サーバーレス、マイクロサービス、JavaScriptフレームワークまで扱うと書いています。7つの領域を横断するイベントが、そのどれかを深く掘っているということはありません。貴社がまだ何を作るか決めていない段階なら、この幅は探すのに向いています。作るものが決まっているなら、向いていません。
規模については、正確に書いておく必要があります。主催者は自社の複数のページで異なる数字を出しており、現地2,500人、現地3,000人以上、参加者8,000人以上という3つの主張が並存しています。参加国も70か国以上と115か国の2通りです。内訳を示しているのはAbout ページだけで、そこには現地2,500人とオンライン2,500人を合わせて5,000人以上と書かれています。したがって本記事では現地2,500〜3,000人を採用します。8,000人以上と115か国はマーケティング上の数字として扱ってください。
率直に言えば、これは本調査で扱ってきた米国カンファレンスの中では小規模な部類です。Dreamforceとは1桁違います。代わりにあるのは規模ではなく密度と距離の近さで、2,500〜3,000人の催しに70〜115か国から人が集まるという国際比率は、4万人規模の米国カンファレンスよりはるかに高い水準です。
2027年はいつ・どこで開催されるのか
2027年2月9日(火)〜11日(木)の3日間です。会場はカリフォルニア州サンタクララのSanta Clara Convention Center(5001 Great America Pkwy)です。
まずここを正します。日本語の紹介記事の複数が、この会場を「サンノゼ・コンベンションセンター」あるいは「San Jose, CA」と書いていますが、誤りです。サンタクララはサンノゼから約6マイル離れた別の市で、独自の会議場を持っています。両方の記事が同じ誤りをしていることから、同じ二次情報を参照したものとみられます。ホテルや移動をサンノゼ市内基準で手配すると、ずれます。
3日間は等価ではありません。ここが計画に直接効きます。
| 日 | 内容 |
|---|---|
| 2月9日(火) | 受付11:00開始、PROワークショップ12:00〜18:00、夜にDEVIES Awards授賞式。展示会はまだ開いていません |
| 2月10日(水) | セッションと展示。Expo Block Party 16:00〜18:00、続いてDev AfterHours 18:00〜20:00 |
| 2月11日(木) | セッションと展示。メインステージでハッカソン決勝、展示は16:00〜18:00 |
展示会が開いているのは3日間ではなく2日間です。展示フロア目当てで日本から行くなら、必要なのは2月10日と11日で、予算が厳しければ初日のワークショップは落とせます。
日本からの移動条件は、本調査で扱った米国カンファレンスの中で最も良好です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 直行便 | ZIPAIRが成田からサンノゼ(SJC)へ直行便を運航。NRT〜SJCの直行便を飛ばしている唯一の航空会社で、現在は週3便 |
| 所要時間 | SJC発成田行きで約10時間45分 |
| 空港から会場 | SJCから6マイル。公共交通なら$6程度、所要15分程度 |
| ほかの空港 | サンフランシスコ(SFO)は31マイル、オークランド(OAK)は32マイル |
| ホテル | Hyatt Regency Santa Claraが会場と館内でつながっています(5101 Great America Parkway) |
ZIPAIRは日本航空傘下の長距離LCCなので、運賃はフルサービス航空会社よりかなり下に出ます。スケジュールが合わなければSFOにANA、日本航空、ユナイテッド航空の直行便があり、そこから南へ車かCaltrainで約1時間です。
サンタクララはサンフランシスコではない、という点が費用面で効きます。シリコンバレー郊外のホテル相場はサンフランシスコ中心部の会期中価格より明確に安く、Dreamforce期間中のような大幅な上乗せは起きません。会場と直結したホテルに実際に泊まれます。本調査で扱った中で、最も安く行ける米国カンファレンスです。
See itineraries誰が主催しているのか
主催はDevNetworkです。共同創業者兼CEOはGeoff Domoracki氏で、2014年からイベントを運営し、自社を「年間5万人が参加する開発者向けカンファレンスシリーズであり専門組織」と説明しています。ベンダーでも業界団体でもない、独立した商業イベント事業者です。
日本の読者にとって重要なのは、DevNetworkが同じ会場で年に2回、シリコンバレー行きの機会を作っているという点です。2月がDeveloperWeek系の5カンファレンス、9月がAPI WorldとCloudXで、どちらもSanta Clara Convention Centerで開かれます。つまり「サンタクララに行くべきか」を考えるとき、実際に選んでいるのは4つのカンファレンスのどれかではなく、2月か9月かです。API WorldとCloudXについては別途ガイドを用意しています。
ニューヨーク版もあります。DeveloperWeek New Yorkは72か国以上から1,200人以上を集める東海岸最大の独立系開発者カンファレンスを名乗っており、サンタクララ版のおよそ半分の規模です。
収益構造は、チケットとスポンサーシップです。価格の階段が設計をよく表しています。PROパスは4か月で$785から$1,565へ倍になり、早い意思決定に強く報いる形になっています。主催者側から見れば、開催のはるか前に現金と参加者数の見通しが立ちます。3名以上25%、学生と行政30%の割引で入口を広げ、$195のOPENパスは収益源というより展示フロアの人数を作る在庫です。
認定バッジの制度は、他のカンファレンスにない仕掛けです。PROには認定バッジが1つ、PREMIUMには無制限に付きます。日本のエンジニアが社内で出張を正当化するとき、印象だけを持ち帰るより認定を持ち帰るほうが報告書は書きやすくなります。
どんな人が参加しているのか
主催者の定義は明快で、ジュニアからシニアまでのソフトウェア開発者・エンジニア、ソフトウェアアーキテクトとテックリード、エンジニアリングマネージャーとディレクター、CTOやVP of Engineeringといった技術系役員、プロダクトマネージャーと技術系創業者です。まとめの一文は「ソフトウェアを作るか、管理するか、意思決定するなら、あなたの場所です」というものです。
スポンサー向けの資料では、展示フロアにいる人の51%以上がシニアリーダー層(C-level、エンジニアリングVP、ディレクター、リードアーキテクト)だとされています。この数字はスポンサー向け資料に出てくるものなので、そのつもりで読んでください。監査されたものではありません。ただし構造は矛盾しません。エンジニアリング責任者向けのDevExec Worldが併催されており、パスの上限が$2,240であることは、軽い気持ちの参加を価格で弾きます。
業種は半数近くがソフトウェア、SaaS、ITインフラで、残りは金融、ヘルスケア、教育、製造です。企業規模はスタートアップから従業員5,000人超の大企業までとされています。
日本企業にとって実務的に効くのは、この催しが「作る人」と「決める人」の両方を同じチケットで想定している数少ない場だという点です。技術トラックの隣でDevExec WorldとProductWorldが動いており、エンジニアと管理職が同じパスで別々の価値を取れます。3名以上で25%引きになることと合わせると、混成チームを送る根拠になります。
登壇者の顔ぶれも、この性格を裏づけます。2027年は250名以上が予告され、調査時点で40名が発表されています。並んでいるのは、TikTokのリードSRE、LinkedInのシニアスタッフエンジニア、Netflix、Meta、GitHub、Wise、eBay、Venmo、GoFundMeといった企業で実際に大規模システムを回している実務者と、AWS、Databricks、Oracle、IBM、Red Hatのプラットフォーム側の人たちです。フロンティア研究の第一人者や著名人は入っていません。「最先端はどこか」ではなく「大規模に運用している人たちは実際どうやっているのか」を聞く場だと考えてください。自社の開発実務を良くしたい日本のエンジニアリング組織にとっては、こちらのほうが役に立ちます。
なお、発表済みの40名に日本人はいません。
会場では実際に何が起きるのか
正直に書いておきます。この催しについては、参加者による独立した体験記が、日本語にも英語にも存在しません。どの回についても、自費で参加した人が書いたブログもRedditのスレッドも見つかりませんでした。第一次情報として公開されているのは、主催者が自社の営業ページに掲載しているスポンサー5社の推薦文だけです。したがってこの節は、公表された時間割、会場、パスの構成から読み取れることに限ります。雰囲気を創作することはしません。
10年以上続き、世界最大級の独立系開発者カンファレンスを名乗る催しでこの空白があること自体が、1つの発見です。参加して、目的を果たして、それについて書かない人たちの集まりだということを示唆します。実務エンジニアの集まりであって、創業者やマーケターの集まりではない、という理解と整合します。
時間割から読み取れることは、次のとおりです。
- 初日はワークショップだけです。12:00〜18:00で、夜にDEVIES Awardsの授賞式があります。展示フロアは動いていません。
- 展示フロアは夕方の活動です。2日目と3日目の16:00〜18:00が展示の時間帯で、水曜はExpo Block Partyがそのまま18:00〜20:00のDev AfterHoursに続きます。終日フロアを歩く催しではありません。
- ラウンドテーブルが両日あります。大人数の場より少人数のほうが英語で話しやすい人にとって、実際に会話が成立しやすい形式です。
- プロフェッショナル写真の撮影が参加特典に含まれています。細かい話ですが、渡米して顔写真を更新できるのは地味に便利です。
- 最終日はハッカソン決勝でメインステージが埋まります。木曜14:30〜16:00で、基調講演ではなくハッカソンで閉幕する構成です。
スポンサー推薦文についても、主催者が選んで載せたものである点を明示したうえで紹介します。同じ判断を検討する企業にとって最も参考になるのは、Contrast Securityの理由づけです。
The main reason we choose DeveloperWeek was the audience and the number of people. When we looked into larger conferences that developers attend, DeveloperWeek was on the list to attend.
費用対効果に触れているのはPagerDutyだけです。
Compared to the inclusions of other conferences, DevWeek was a great value for the investment
繰り返し出てくるのは、開発者カンファレンスとしての来場者規模と、スポンサー費用に含まれる内容の割の良さの2点です。どちらも中堅ベンダーが気にする観点で、価格設計とも整合します。ただしフロアの手触りについては、何も分かりません。
スポンサーの顔ぶれは開発ツールの現在地をよく表しています。タイトルスポンサーはAWSとKiroで、パートナーにDatabricks、IBM、Oracle、Red Hatが並びます。そのほかJetBrains、Figma、Miro、Twilio、Datadog、Replit、Retool、LaunchDarkly、ElevenLabs、Deepgram、Chainguardなど、日本のエンジニアリングチームがすでに使っている製品が揃っています。無名の企業ばかりのフロアではありません。ブースには実際の質問に答えられる人が立っています。
ハッカソンは日本から参加できるのか
できます。しかもこれが、本調査で扱った中で日本のチームにとって最も費用対効果の高い機会です。
DeveloperWeek 2027 Hackathonは Devpost 上で運営され、現地参加とバーチャル参加の両方に対応しています。そして開幕はカンファレンス本体の2週間以上前です。
| 日時 | 内容 |
|---|---|
| 2027年1月25日(月)10:00 PT | ハッカソン開幕。キックオフとワークショップはオンライン |
| 2027年2月11日(木)10:00 PT | 最終提出締切 |
| 同日 10:00〜13:00 PT | 審査員とスポンサーによる審査 |
| 同日 14:30〜15:00 PT | 上位5チームがメインステージで発表 |
| 同日 15:30〜16:00 PT | 総合優勝とスポンサー賞の発表 |
賞金・賞品の総額は$12,500です。総合優勝には Amazon Echo 2台に加え、2027年のDevNetwork全カンファレンスに使えるPremium All-Accessパスが最大5枚、そしてDevNetworkのメール購読者6万人に対してチーム名とプロジェクト名が告知されます。スポンサー個別の課題も別にあり、たとえばKiloの課題は1位に現金$1,500とクレジット1,500です。
1次審査の基準は3つで、どれだけ前進したか、その着想が実在する課題を解決しているか、そして実現可能性、つまりスタートアップや事業になりうるかです。参加は誰にでも開かれていますが、Devpostでの事前登録が必須です。チーム編成もDevpost上で行い、参加者同士やスポンサーとのやり取りもそこで行います。スポンサーは30社以上で、Red Hat、Akamai、Twilio、Figma、Replit、ElevenLabs、Deepgram、Retool、WSO2などが並びます。
日本のチームにとっての意味は明確です。東京にいたまま開発に参加でき、決勝に残った場合にだけ渡航する、という進め方が成立します。航空券を1枚も買わずに競技に入れて、勝てば2027年のDevNetworkの全カンファレンスに使えるパスが5枚手に入ります。日本のエンジニアリングチームが米国カンファレンスのメインステージに立つ経路として、これより安いものは本調査の範囲にありません。
登壇そのものを狙う道も開いています。講演公募はSessionize上で動いており、調査時点で締切は公表されていません。250以上の登壇枠が25以上のトラックにまたがるということは、枠の在庫が多いということです。実運用の話を持っている日本のエンジニアには、本調査で扱ったどのカンファレンスより現実的な機会があります。
参加費はいくらで、いつ買うのが正解か
答えは「今すぐ」です。PROパスは価格が4か月で倍になります。この催しは価格の階段と締切をすべて事前に文章で公開しており、その点は他の多くのカンファレンスより誠実です。
| 購入期限 | PROパス | PREMIUMパス |
|---|---|---|
| 2026年10月8日 | $785 | $1,120 |
| 2026年12月3日 | $940 | $1,345 |
| 2027年1月7日 | $1,175 | $1,680 |
| 2027年1月28日 | $1,250 | $1,790 |
| 2027年2月8日 | $1,410 | $2,015 |
| 2027年2月11日 | $1,565 | $2,240 |
このほかに階段には載らないOPENパスが$195です。10月8日に買うPROパスが$785、会期中に買う同じパスが$1,565。4か月で99%の値上がりです。本調査時点では最初の10月8日の段が生きており、これがこの催しに存在する最安値です。10月に判断できる予算サイクルを持つ企業にとって、早期購入は1人あたり十数万円の差になります。
パスごとに買えるものは次のとおりです。
- OPEN($195)。展示会、基調講演、OPEN指定セッション、コミュニティイベント。公式サイト自身が「主に展示会とスポンサーセッションへのアクセス」と書いており、教育セッションと認定は含まれません。
- PRO($785〜)。全セッションと展示会に制限なくアクセスでき、認定バッジが1つ付きます。
- PREMIUM($1,120〜)。PROの内容に加えてVIP向けの体験と、認定バッジが無制限。
割引は、3名以上で25%、学生30%、行政関係30%です。いずれもコードの発行を申請する方式で、身分証の提示を求められる場合があります。3名以上で送るなら、単券を人数分買うのは間違いです。
DEVIES Awardsの授賞式、Dev AfterHours、Expo Block Party、ハッカソン、ラウンドテーブル、写真撮影といったコミュニティイベントは、どのパスにも含まれます。
出展・スポンサー費用については、公表されていません。公式サイトは問い合わせフォームに誘導する形で、料金表は存在しません。本調査でも金額は確認できませんでした。
渡航費と宿泊費を含む出張総額は、人数と日程で変わります。貴社の条件での概算は、下のツールで試算できます。
Calculate your costs日本企業にとって行く価値はあるか
判断基準は1つです。貴社が今、技術の全体像を見渡す段階にいるのか、それとも作るものが決まっている段階なのか。前者ならこの催しは合っています。後者なら合っていません。
行くべき企業。 第一に、北米の開発ツールとAI開発環境の現在地を一度に把握したいエンジニアリング組織です。AWSとKiroがタイトルスポンサーに立ち、JetBrains、Datadog、Replit、Retool、LaunchDarkly、ElevenLabsといった実際に使われている製品が同じフロアに並びます。第二に、エンジニアと管理職を同時に送りたい企業です。技術トラックの隣でDevExec WorldとProductWorldが動く構成は、本調査で扱った中でここだけで、3名以上なら25%引きになります。第三に、費用を抑えて米国のカンファレンスを一度試したい企業です。成田から直行便のある空港が6マイル先にあり、会場直結のホテルに泊まれて、サンフランシスコのような会期中の宿泊費高騰もありません。10月8日までなら$785です。
行かなくてよい企業。 まず、特定領域を深く掘りに行きたい企業です。VRからブロックチェーン、IoT、サーバーレス、JavaScriptフレームワークまで扱う催しは、そのどれについても専門イベントより浅くなります。次に、大規模な商談件数を期待する企業です。現地2,500〜3,000人は、本調査で扱った米国カンファレンスの中では小さい部類に入ります。そして、日本語での支援を前提にする企業です。ジャパンパビリオンもJETROの支援枠も日本語対応もなく、発表済み登壇者40名に日本人はいません。
出展・登壇を検討している企業へ。 順番があります。まずハッカソンです。1月25日にオンラインで開幕し、東京から参加でき、勝てば2027年の全カンファレンスに使えるパスが5枚手に入ります。次にSessionizeでの講演応募で、250以上の枠に対して締切は公表されておらず、実運用の知見を持つ日本のエンジニアには現実的な機会があります。ブース出展はそのあとで構いません。料金が非公開である以上、見積もりは個別の問い合わせからしか始まりません。
日本企業の先例も2つあります。フィックスターズはAIとLLMの最適化、GPU、FPGA、量子計算を手がける東京の上場企業で、2027年のスポンサーに名を連ねています。この会場にいるインフラ寄りのエンジニアは、まさに同社の顧客層です。もう1社はPFUのHappy Hacking Keyboardです。HHKBは2026年12月20日に30周年を迎えます。世界の開発者に熱心な支持層を持つ日本製キーボードが、世界最大級の独立系開発者カンファレンスを支援しているというのは、日本のハードウェア製品が米国のエンジニアの間で文化的な位置を占めうることの実例です。会場で探す目印にもなります。
最後に、この催しの評価が難しい理由を書いておきます。参加者による独立した体験記が、どの言語にも存在しません。批判的な記事もありません。それは内容が良いことの証明ではなく、誰も書いていないことの証明です。本記事も、公表された時間割、会場、価格、スポンサーの構成から組み立てています。貴社の状況を踏まえた参加・出展の判断は、下記からご相談ください。
Talk to usFAQ
- DeveloperWeek 2027はいつ・どこで開催されますか?
- 2027年2月9日〜11日、カリフォルニア州サンタクララのSanta Clara Convention Centerで開催されます。日本語の紹介記事にはサンノゼ開催と書かれているものがありますが、誤りです。サンタクララは約6マイル離れた別の市で、独自の会議場を持っています。
- DeveloperWeekの参加費はいくらですか?
- PROパスは2026年10月8日までなら$785で、その後段階的に上がり会期中は$1,565です。上位のPREMIUMは$1,120から$2,240、展示会中心のOPENは$195です。3名以上は25%、学生と行政関係は30%の割引があります。
- 来場者は何人ですか?
- 現地は2,500〜3,000人です。主催者が掲げる「5,000人以上」は現地2,500人とオンライン2,500人の合計で、日本語の紹介記事はこれを現地の人数として引用しています。規模は小さめですが、参加国が70〜115か国と国際比率は高い催しです。
- 日本から会場までどう行きますか?
- 成田からサンノゼ空港(SJC)へZIPAIRが直行便を運航しており、SJCから会場までは6マイルです。所要は15分程度で、交通費も安く済みます。サンフランシスコ空港を使う場合はANA、日本航空、ユナイテッド航空の直行便があり、そこから南へ約1時間です。
- ハッカソンには日本から参加できますか?
- できます。2027年1月25日にオンラインで開幕し、現地参加とバーチャル参加の両方に対応しています。日本にいるまま開発でき、決勝に残った場合のみ渡航するという進め方が可能です。賞金総額は$12,500で、事前にDevpostでの登録が必要です。
- 日本企業も参加していますか?
- スポンサーとして2社が確認できます。AI最適化やGPU、FPGAを手がけるフィックスターズと、Happy Hacking Keyboardを製造するPFUです。一方で、発表済み登壇者40名に日本人はおらず、ジャパンパビリオンもJETROの支援枠も日本語対応もありません。