International Production & Processing Expo · アトランタ

IPPE 2027完全ガイド:日本企業のための参加・出展判断

最終更新:2026年9月6日

IPPEは、鶏卵・鶏肉、食肉、動物用飼料の3産業をひとつのフロアに集めた展示会で、2027年は1月26日から28日まで、米国ジョージア州アトランタのGeorgia World Congress Centerで開かれます。日本企業にとっての要点を先に3つ書きます。2026年展の実績は出展社1,375社、登録来場者32,550人、うち海外来場者は115か国から9,706人でした。参加費は2027年1月8日までの事前登録で99ドル、出展は1平方フィートあたり28ドルからで、いずれも米国の大型展としては安い部類です。そして最も実務的な点として、会期は3日ですが実際に歩けるのは約1日半です。日本語で読める情報が乏しく、旅行会社の視察プランが3日間の自由視察を前提にしているため、この記事はまず日程の前提から正します。

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1,375社

出展社(2026年実績)

32,550人

登録来場者(2026年実績)

99ドル

事前登録費(1月8日まで)

約1日半

実質の視察時間

IPPEとは何の展示会か

IPPE(International Production & Processing Expo)は、動物性たんぱく質の生産から加工までを一気通貫で扱う、世界最大級の年次展示会です。もとは3つの別々の展示会でした。USPOULTRYのInternational Poultry Expo、AFIAのInternational Feed Expo、Meat InstituteのInternational Meat Expoで、この3つが統合されて現在のIPPEになっています。

扱う範囲は、飼料原料と飼料製造設備、種鶏・孵化設備、鶏舎と飼養設備、動物用医薬品、と畜・解体設備、食肉加工機、包装設備、検査・品質管理、洗浄・殺菌、排水処理、冷凍冷蔵、物流までです。会場のゾーニングは主催者が公開しています。

ホール主な内容
B/C棟(青)食品安全、労働安全、鶏肉・食肉の加工と包装、副生物処理
B棟(赤)動物保健、鶏卵の生産・加工、種鶏、孵化設備、飼養設備
A棟(緑)飼料原料と飼料製造設備、動物保健、副生物処理

名称の罠を先に解いておきます

日本語で「IPPE」や「国際養鶏」と検索すると、まったく別の国内展が上位に出てきます。

展示会会期会場主催
IPPE 2027(米国)2027年1月26〜28日Georgia World Congress Center(アトランタ)USPOULTRY・AFIA・Meat Institute
国際畜産総合展2027 from IPPS(日本)2027年5月19〜21日愛知県国際展示場(AICHI SKY EXPO)公益社団法人中央畜産会

国際畜産総合展は、1992年から続く国際養鶏養豚総合展(IPPS)が2025年7月に改称したものです。畜種を全般に広げる意図から「from IPPS」が付されました。IPPEとIPPSは主催者も会場も無関係で、2027年は4か月違いで両方が開かれます。社内で「IPPEに行く」と言うときは、どちらのことか必ず確認してください。

いつ・どこで開催され、実際に何日歩けるのか

会期は2027年1月26日(火)から28日(木)ですが、視察に使える正味の時間は約1日半です。

曜日開場時間
1月26日(火)10:00〜17:00(米国東部時間)
1月27日(水)9:00〜17:00
1月28日(木)9:00〜15:00

数字の上では合計21時間ですが、鶏鳴新聞が2016年展の現地報告でこう書いています。

展示ホールは1月26日から28日まで開いているものの、最終日は早々に片付けが始まるため、実質的に視察ができるのは26日の昼近くから27日まで。

最終日の午前中には撤収を始めるブースが出ます。日本の旅行会社が販売するIPPE視察プランは、3日間を「自由視察」として組んでいますが、3日目の午後に商談は入りません。到着日を1月25日(月)、帰国便を1月28日(木)夜または29日(金)朝に置き、実質2日を火曜と水曜に集中させるのが現実的な組み方です。1月25日(月)にはLatin American Poultry Summitが同会場で開かれるため、中南米の顧客を持つ企業はこの日から入る意味があります。

会場はGeorgia World Congress Center(285 Andrew Young International Blvd NW, Atlanta)です。

Georgia World Congress Centerの入口。コンクリート柱に挟まれた高いガラス面の下部に施設名が刻まれ、その手前に階段と自動扉が並ぶ
IPPE 2027の会場、Georgia World Congress Centerの入口です(2019年12月撮影、会期外)。IPPEはこの施設のA・B・B/C・Cの4棟を使います。写真:JJonahJackalope(CC BY-SA 4.0)

2026年展の展示面積は662,214平方フィートで、IPPE史上最大でした。ただしフロアの広さは年によって振れます。鶏鳴新聞の2016年報告によれば、ケージシステムのメーカーは1年おきに出展するため、その年はA棟とB棟だけ、約45万平方フィートでC棟を使いませんでした。前年比で面積を語るときは、この隔年サイクルを踏まえてください。

アトランタの1月は、日中の平均最高気温が12.2度、朝の平均最低気温が2.0度です(NOAA 1991〜2020年平年値)。冷え込む朝は氷点下8度前後まで下がる年もあります。日中は東京の3月下旬、朝晩は東京の1月と思ってください。

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誰が主催しているのか

IPPEは展示会会社の商品ではなく、3つの業界団体の共同事業です。この一点が、価格と会場の性格をほぼ説明します。

団体代表する業界
U.S. Poultry & Egg Association(USPOULTRY)ブロイラー、七面鳥、鴨、鶏卵、種鶏と関連企業。1947年設立、ジョージア州タッカー本部
American Feed Industry Association(AFIA)米国の動物用飼料産業とその供給者。この分野では世界最大の団体
Meat Institute牛・豚・羊・仔牛・七面鳥および加工肉の食肉処理・加工事業者。会員企業が米国生産の95%超を占める

運営実務はUSPOULTRYが担っており、2027年出展案内書の連絡先はほぼ同団体の職員です。追加の業界支援団体として、American Meat Science Association、National Chicken Council、North American Renderers Association、National Poultry & Food Distributors Association、Southern Poultry Science Society、Southern Conference on Avian Diseases、United Egg Producers、IFEEDERが名を連ねています。

主催者は収益の扱いを明記しています。

IPPE is the only trade show that gives back 100% of its revenues to the industry.

収益は研究、教育、危機管理支援、広報、規制対応に充てられます。出展料が1平方フィートあたり28ドルという水準に収まっているのは、この構造が理由です。商業運営の米国大型展では40〜60ドル台が珍しくありません。

どんな企業が参加・出展しているのか

来場者の質は、主催者が数字で公開しています。購買権限を持つ来場者が48%、購買を推薦する層が15%、購買に影響力を持つ層が18%、購買チームの一員が8%です。職位はC-level 42%、営業・マーケティング20%、工場・生産管理12%、技術・施設・R&D 9%。初来場が38%を占めます。

主催者が名前を挙げる2026年の来場企業には、Cargill、Tyson Foods、JBS USA、Perdue Farms、Pilgrim's、Hormel、Smithfield、Maple Leaf Foods、Land O'Lakes、Nestle Purina、Mars Petcare、Hill's Pet Nutrition、Kraft-Heinzが並びます。加えてWhole Foods Market、In-N-Out Burger、Wingstop、Zaxby'sも来ています。加工設備の展示会でありながら、たんぱく質サプライチェーンの買い手側までフロアを歩いているというのが、この展示会の特徴です。

海外来場者は2026年展で9,706人、115か国から来ています。内訳は中南米49%、欧州17%、アジア・オセアニア・中東16%、カナダ14%、アフリカ4%です。日本単独の数字は公表されていません。アジアは他地域と合算された枠でしか出てこないため、日本人来場者数は不明と考えてください。

日本企業の出展実績

日本語の情報が乏しいだけで、日本企業はこのフロアに繰り返し出ています。確認できた実績を並べます。

企業出展した回出典
アンリツ(Anritsu Product Inspection)2027年(名簿掲載)2027年公式出展者名簿
株式会社システムスクエア2025年、2026年同社ウェブサイトの出展報告
ハイテック株式会社(米国子会社)2025年同社ニュース
株式会社晃伸製機2016年、2019年(C棟11761)、2020年(C棟9517)同社ウェブサイト、鶏鳴新聞
カルピスアメリカ、日生研、イシダ、日立アメリカ、ミウラアメリカ2016年鶏鳴新聞 2016年2月15日

顔ぶれを見ると傾向がはっきりします。異物検査機(システムスクエア、アンリツ、イシダ)、食肉加工設備(ハイテック)、鶏舎・飼養設備(晃伸製機)、飼料添加物(カルピスアメリカ、日生研)。日本企業がこのフロアで戦えているのは、検査・計量と加工設備の領域です。

出展の形も共通しています。ハイテックの告知はこう書いています。

『 IPPE 2025 - International Production & Processing Expo 』がアメリカのアトランタで開催され、アメリカ子会社が出展しました。

日本の親会社が発表し、米国子会社が出展する。これがIPPEにおける日本企業の標準形です。米国に販売・サービス拠点を持たないまま単独出展した例は見つかりませんでした。

なお2027年の公式出展者名簿は、2026年9月6日時点で257社しか掲載されていません。主催者の見込みは1,200〜1,350社です。今の名簿を見て「思ったより小さい」と判断しないでください。8か月前の名簿は最終的なフロアの2割程度です。中国の展示会代理店(Beijing Waijinglian、Beijing Wuzhou、Beijing Yuet ほか)が早い段階から複数名を連ねている点は、団体出展の準備が進んでいることを示します。日本側に同等の動きはありません。

会場では実際に何が起きるのか

フロアと並行して、80時間を超える教育プログラムが走ります。2026年展では出展社による短時間セッション「TECHTalks」が90本以上開かれました。

有料プログラム(登録時または現地で追加購入)と無料プログラムが分かれています。

区分内容
有料Pet Food Conference、Latin American Poultry Summit(1月25日)、International Poultry Scientific Forum、International Rendering Symposium、異物管理ワークショップ
無料飼料分野の教育セッション、食肉分野の教育セッション、Poultry Market Intelligence Forum、畜産サステナビリティサミット、フロア上のTECHTalks

2027年の完全な議事日程は2026年10月5日に公開予定です。

出展を検討する企業には、小間規定に設備メーカーが引っかかりやすい条項があります。一般的な列小間(linear booth)は奥行き10フィート、高さは後ろ半分のみ8フィートまで、通路側5フィートは4フィートまでという視線規制がかかります。天井吊り看板は列小間では一切認められません。ただし例外があります。

Equipment which exceeds the 8ft height limit is allowed if it is in its usual orientation or "natural state" and is in compliance with the line of sight regulations.

通常の据付姿勢で置く機械は、高さ制限を超えて構いません。ただしその上に看板を載せることは禁止です。背の高い加工機や飼料設備を持ち込む企業は、この条項で通ります。ペニンシュラ小間(20×20フィート以上)なら、床置き支持の社名サインは16フィートまで、天井吊りは24フィートまで認められます。小間デザインは2026年10月30日までにExpo Exhibit Managerへ提出するよう主催者が求めています。

参加・出展にいくらかかるのか

入場は事前登録すれば99ドル、会員企業の社員なら無料です。

区分金額
USPOULTRY・AFIA・Meat Institute会員企業の社員(食肉加工または飼料製造を行う企業)無料
事前登録(2027年1月8日まで)99ドル
1月9日〜25日149ドル
当日登録(1月26日以降)199ドル
学生(学生証提示)・子ども無料

一般登録と宿泊手配は2026年10月に開きます。払い戻し、名義変更、社名変更はいずれも不可です。歩ける年齢の全員にバッジが必要で、クローク(コート3ドル、荷物5ドル)はクレジットカードのみです。

出展料は次のとおりです。

項目金額
基本小間料(2026年9月30日まで)1平方フィートあたり28ドル
基本小間料(2026年10月1日以降)1平方フィートあたり30ドル
角小間1角につき250ドル加算
継続出展割引(2026年展の出展社)1平方フィートあたり4ドル引き
団体会員割引(2026年9月30日時点で会員)1平方フィートあたり2ドル引き

100平方フィート(約9.3平方メートル)の標準小間なら2,800ドル、両方の割引が効けば2,200ドルです。角を1つ取れば250ドル増えます。小間料には出展社スタッフの無料登録、会場と提携ホテルの商談室利用、オンライン出展社サービスキット、会期中の木枠保管が含まれます。リードリテリーバル端末(Maritz)は別料金です。

見落としやすいのが予約開始日です。一般小間販売は2026年6月9日に、スポンサーシップは2026年7月6日12時(米国東部時間)に、いずれも先着順で始まっています。良い位置を狙う場合、2027年展の実質的な意思決定期限はすでに過ぎています。2028年展(1月25〜27日)を狙うほうが現実的な企業も多いはずです。

渡航費と宿泊費を含めた出張総額は、人数と日程で変わります。貴社の条件での概算は下記でご確認いただけます。

費用を試算する

日本から行く場合の移動と現地対応

羽田からアトランタまで直行便が毎日1便あります。デルタ航空のA350-900で、2026年9月時点の時刻表では羽田15時15分発、アトランタ14時49分着、所要12時間34分です。復路は約14時間30分。アトランタ空港(ATL)から会場までは約10マイル、車で約30分です。米国内の乗り継ぎが不要という点は、大型機材や什器を持ち込まない視察者にとっても荷物のリスクを消します。

IPPEは航空会社の団体割引コードを公開しています。

航空会社コード・手続き
デルタ航空Meeting Event Code「NY4VR」
ユナイテッド航空Meeting Event Code「ZSNW170228」
サウスウエスト航空SWABIZ企業ID 90092203、2027年1月23日〜31日の旅程が対象

いずれも往復のみ、対象外運賃があり、他の割引との併用はできません。

現地の言語対応については、用意はあるが日本語の保証はないというのが正確な答えです。主催者はInternational Trade Centerを設け、スタッフ、商談室、通訳、輸出企業ディレクトリを置きます。B棟とC棟のロビーのインフォメーションにも通訳が常駐し、多言語対応の「IPPE Ambassadors」がベストを着て「ASK ME」の札を持って立ちます。ただし対応言語は公表されていません。日本語の通訳が必要な場合は、自社で手配する前提で予算を組んでください。

ビザについては、各自が自国の大使館に申請します。招へい状は登録手続きの中でオンライン発行され、登録確認とともにメールで届きます。主催者は大使館や第三者へ直接書類を送りません。

補足として、主催者の来場案内書はアラビア語、中国語、オランダ語、スペイン語で用意されていますが、日本語版はありません。プレスリリースもスペイン語版だけが並行して出ます。主催者の国際営業は中南米を第一に向いており、日本は対象外です。

補助金や公的支援は使えるのか

IPPE向けの公的支援プログラムは、日本側に存在しません。

ジェトロが出展支援を行う海外見本市は毎年公募制で、対象展示会の一覧が公開されています(ジェトロ「ジェトロが出展支援する展示会(年間予定)」)。2026年度の米国分は8件で、National Restaurant Association Show、Summer Fancy Food Show、BIO International Convention、IMTS、CES 2027、Anime Expo、Natural Products Expo West、Seafood Expo North Americaです。IPPEはこの一覧に含まれていません。ジャパン・パビリオンも設置されません。

業界団体の視察団についても確認しましたが、IPPEに合わせた日本の畜産・食品機械分野の団体派遣は見つかりませんでした。日本包装機械工業会が組成する米国向け視察団は、シカゴのPACK EXPO Internationalを対象としており、アトランタの展示会ではありません。

使える可能性があるのは、展示会を特定しない汎用の制度です。中小企業向けの補助金(新事業進出・ものづくり補助金のグローバル枠など)や、都道府県・自治体の海外展示会出展助成は、対象展示会を限定しない設計のものがあります。ただしこれらは公募時期と要件が毎年変わるため、2027年1月の会期から逆算して、2026年の秋までに所管窓口へ確認しておく必要があります。この記事は特定の制度の適用可否を保証するものではありません。

日本企業にとって行く価値はあるか

判断は、見に行く場合と出展する場合で大きく分かれます。

見に行くべき企業。 食肉・鶏肉の加工設備、異物検査機、計量・包装機、飼料製造設備、鶏舎・飼養設備のいずれかで、米国市場の水準を確かめたい企業です。理由は3つあります。第一に、1回で3産業を横断できます。日本では養鶏、食肉、飼料が別々の展示会に分かれていますが、ここは1枚のバッジで全部です。第二に、費用が異常に低い。事前登録99ドルは、日本からの渡航費に対して誤差の範囲です。総額のほぼ全部が航空券とホテルで決まる構造は、CAMXと同じで、同じアトランタの同じ会場です。第三に、フロアにはTyson、Cargill、JBS、Perdueといった北米最大手の設備担当が実際に歩いています。購買権限を持つ来場者が48%という数字は、米国の展示会としては高いほうです。

出展を検討してよい企業。 すでに米国に販売・サービス拠点を持ち、検査機、加工設備、計量・包装設備を持っている企業です。ここは推測ではなく実績で言えます。システムスクエアは2年連続、晃伸製機は少なくとも2016年から2020年まで、アンリツは2027年に名簿入りしています。100平方フィートで2,800ドルという小間料は、米国の主要展としては例外的に安い。継続出展割引と団体会員割引を重ねれば2,200ドルまで下がります。

行かなくてよい企業、あるいは行くべきでない企業。 3つあります。

1つ目は、米国に拠点もパートナーもない企業です。確認できた日本企業の出展はすべて米国子会社経由でした。設備の据付、保守、部品供給の体制がないまま小間を取っても、商談は現地対応の質で止まります。まず販売パートナーを探すのが順番で、そのためなら出展ではなく視察で十分です。

2つ目は、包装機械が主力の企業です。包装は確かにIPPEの買い手関心の27%を占めますが、専業展の厚みには勝てません。シカゴのPACK EXPO International、あるいはラスベガスのPACK EXPO Las Vegasのほうが、来場者数でも出展社数でも上です。IPPEに出るなら「たんぱく質加工ラインの中の包装工程」という位置づけを持って行く必要があります。

3つ目は、ロボット単体やビジョン単体を売る企業です。この会場の来場者は完成したライン、あるいは即戦力の装置を探しています。要素技術を評価してもらうならAutomateのほうが相手が合います。

そして、日本企業がこの展示会で置かれている立場を正直に書いておきます。 鶏鳴新聞は2002年の現地報告でこう書きました。

日本からの視察客も少なく、資材輸入元の関係者がちらほらと見られるだけであった。

24年前の記述です。しかし2016年の同紙報告でも日本企業は6社、2027年の名簿では現時点で1社。この20年余りで、日本の存在感が増えた証拠は見当たりません。中南米が海外来場の49%を占め、中国の展示会代理店が団体出展を組み、主催者の来場案内書は4言語に訳されて日本語は入っていない。これがアトランタでの日本の位置です。逆に言えば、この静けさは競合が薄いということでもあります。米国の食肉・鶏卵加工の設備投資に本気で入るなら、混んでいない入口です。

最後に日程の話をもう一度書きます。3日間の展示会ですが、商談に使えるのは1日半です。旅行会社の視察プランはこの前提を織り込んでいません。到着を1月25日(月)、実質視察を26日と27日に集中させ、28日は午前で切り上げる。この組み方だけは動かさないでください。貴社の状況を踏まえた参加・出展の判断は、下記からご相談ください。

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よくある質問

IPPE 2027はいつ・どこで開催されますか?
2027年1月26日(火)から28日(木)まで、米国ジョージア州アトランタのGeorgia World Congress Centerで開催されます。開場は火曜が10時から17時、水曜が9時から17時、木曜が9時から15時です。会場はA、B、B/C、Cの4棟に分かれています。
「国際畜産総合展 from IPPS」と同じ展示会ですか?
別の展示会です。国際畜産総合展2027 from IPPSは、公益社団法人中央畜産会が2027年5月19日から21日に愛知県国際展示場で開く国内展です。旧称は国際養鶏養豚総合展で、1992年から続いています。米国のIPPEとは主催者も会場も無関係です。
入場料はいくらですか?
2027年1月8日までの事前登録なら99ドルです。1月9日から25日は149ドル、当日は199ドルになります。USPOULTRY、AFIA、Meat Instituteの会員企業のうち、食肉・鶏肉製品を加工するか動物用飼料を製造する企業の社員は無料です。一般登録は2026年10月に開きます。
日本企業は出展していますか?
しています。2027年の出展者名簿にはアンリツの検査機部門が載っています。近年ではシステムスクエアが2025年と2026年に、ハイテックが米国子会社経由で2025年に出展しました。2016年には晃伸製機、カルピスアメリカ、日生研、イシダ、日立アメリカ、ミウラアメリカの6社が出展しています。
出展料はいくらですか?
2027年展は2026年9月30日までの契約で1平方フィートあたり28ドル、10月1日以降は30ドルです。角小間は1角につき250ドル加算されます。2026年展の出展社は4ドル引き、AFIA・Meat Institute・USPOULTRYの会員はさらに2ドル引きです。100平方フィートの標準小間なら2,800ドルからになります。
3日間とも視察に使えますか?
使えません。鶏鳴新聞の現地報告によれば、最終日は早い時間から撤収が始まるため、実質的に歩けるのは初日の昼近くから2日目いっぱいまでです。1日半と見積もって日程を組んでください。旅行会社が販売する3日間の自由視察プランは、この点を織り込んでいません。
会場で日本語の支援はありますか?
International Trade Centerに通訳と商談室、輸出企業ディレクトリが用意されます。B棟とC棟のロビーのインフォメーションにも通訳が常駐し、多言語対応のIPPE Ambassadorsが「ASK ME」の札を持って立っています。ただし対応言語は公表されていないため、日本語が確実に通じる保証はありません。
日本からアトランタへの直行便はありますか?
あります。デルタ航空が羽田とアトランタを毎日1往復、A350-900で結んでいます。羽田発は約12時間34分です。アトランタ空港から会場までは約10マイル、車で30分です。IPPEはデルタ、ユナイテッド、サウスウエストの団体割引コードを公開しています。

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