FABTECH · ラスベガス
FABTECH 2026の出展総額はいくらか:300平方フィート3名で4万4,000ドルから
最終更新:2026年9月15日
FABTECH 2026に300平方フィート(約28平方メートル)のブースで3名を送ると、総額はおよそ4万4,000〜6万9,000ドル、1ドル150円で660万〜1,040万円です。1,000平方フィートに5名なら13万3,000〜21万4,000ドル、2,000万〜3,210万円になります。スペース料金が総額に占めるのは2割前後で、残りは施工、電気、輸送、労務、渡航です。単価表そのものと展示会の評価はFABTECH 2026完全ガイドにあります。以下はその先の積み上げです。
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300平方フィート・3名の総額
10フィート×30フィートのインライン小間に、加工機1台か治具・消耗品のサンプルを並べる規模です。公表されている単価の行と、当社の見積もりの行を分けます。見積もりの行は前提を書いた概算で、確定値ではありません。
| 項目 | 金額 | 根拠 |
|---|---|---|
| スペース料金(300平方フィート×40.00ドル) | 12,000ドル | 公表単価。300〜999平方フィートの区分 |
| ブース施工・カーペット・什器・グラフィック | 9,000〜18,000ドル | 当社見積もり。現地レンタル中心、造作は最小限 |
| 電気・インターネット・清掃・リード獲得端末 | 2,500〜4,500ドル | 当社見積もり。3日間 |
| 日本からの輸送・通関・会場搬入 | 4,000〜9,000ドル | 当社見積もり。木枠2〜3梱包、航空便 |
| 設営・撤去の組合労務 | 2,000〜5,000ドル | 当社見積もり。ストレートタイムは月〜金8:00〜17:00 |
| 3名の渡航(乗り継ぎ便・5泊・現地移動・日当) | 12,000〜18,000ドル | 当社見積もり。直行便がないため乗り継ぎ前提 |
| リゾートフィー(3名×5泊×42.36ドル) | 約640ドル | 2026年のラスベガス平均 |
| 予備費 | 2,000ドル | 当社見積もり |
| 合計 | 44,100〜69,100ドル | 下限は装置を持ち込む前提での最小構成 |
施工と渡航の2行だけで、下限と上限の差の6割以上を作っています。装置を持ち込まずカタログとサンプルだけで出るなら下限は4万ドルを切り、造作ブースを日本で作って送れば施工の行は上限を超えます。
1,000平方フィート・5名ならいくらか
25フィート×40フィートの島小間に、実機を1〜2台持ち込む想定です。
| 項目 | 金額 | 根拠 |
|---|---|---|
| スペース料金(1,000平方フィート×38.00ドル) | 38,000ドル | 公表単価。1,000〜1,999平方フィートの区分 |
| ブース施工・什器・グラフィック・展示台 | 35,000〜70,000ドル | 当社見積もり。4面開放の島小間 |
| 電気・インターネット・清掃・リード獲得端末 | 6,000〜12,000ドル | 当社見積もり。動力電源を含む |
| 実機の輸送・通関・会場搬入 | 20,000〜40,000ドル | 当社見積もり。総重量3〜6トン |
| 設営・撤去の組合労務 | 8,000〜18,000ドル | 当社見積もり。開梱とリギングを含む |
| 5名の渡航(乗り継ぎ便・6泊・現地移動・日当) | 20,000〜30,000ドル | 当社見積もり |
| リゾートフィー(5名×6泊×42.36ドル) | 約1,270ドル | 2026年のラスベガス平均 |
| 予備費 | 5,000ドル | 当社見積もり |
| 合計 | 133,300〜214,300ドル | 実機1〜2台を持ち込む前提 |
1,500平方フィートという線もあります。1,500平方フィート以上のブースには、1平方フィートあたり2.00ドルで回数無制限のマテリアルハンドリングが付きます。1,000平方フィートから1,500平方フィートに広げるとスペース料金は1万9,000ドル増えますが、搬入は3,000ドルの定額に切り替わります。実機を何度も出し入れする展示なら、この線の手前で止まるより越えたほうが読みやすい予算になります。
単価は面積全体に一律で効きます
公表されている単価表は、超過分だけに適用される刻みではありません。契約面積の全体に1つの単価が当たります。
| ブース寸法 | 面積 | 1平方フィートあたり | スペース料金 |
|---|---|---|---|
| 10ft×10ft | 100平方フィート | 41.00ドル | 4,100ドル |
| 10ft×20ft | 200平方フィート | 41.00ドル | 8,200ドル |
| 10ft×30ft | 300平方フィート | 40.00ドル | 12,000ドル |
| 20ft×20ft | 400平方フィート | 40.00ドル | 16,000ドル |
| 25ft×40ft | 1,000平方フィート | 38.00ドル | 38,000ドル |
| 30ft×50ft | 1,500平方フィート | 38.00ドル | 57,000ドル |
一律で効く以上、区分の境界では総額が逆転します。4,800平方フィートは17万7,600ドル、5,000平方フィートは17万5,000ドルです。200平方フィート広いほうが2,600ドル安くなります。大型ブースを検討する場合は、希望面積の上の境界まで総額を計算してから発注してください。
見積もりに書けない2つの数字
1つ目は搬入費です。FABTECH 2026の公式サービス業者はFreemanで、マテリアルハンドリング、電気、配管、リギング、清掃を独占します。公開されているのは仕組みだけで、1件あたり200ポンドの最低課金、Freeman倉庫への到着が2026年10月1日を過ぎた場合の締切後料金、会場受け入れ・倉庫受け入れの区分、時間外料金の区分までです。重量あたりの実単価は、出展契約後にログインするFreemanOnlineの発注画面にしか表示されません。出展を決める前に搬入費の確定額を手に入れる方法はない、ということです。総重量の見積もりを先に固め、契約直後に発注画面で単価を取り、そこで予算を締め直す段取りにしてください。
2つ目は宿泊費です。公式の宿泊手配はonPeakの一社だけで、予約・変更・取消の手数料はかからず、公式ホテルと会場を結ぶ無料シャトルが付きます(主催者は30ドル相当と説明しています)。予約の締切は9月15日です。ただし公式ページに1泊いくらという数字はありません。ホテル一覧に出ているのは星の数と価格帯の記号だけで、実額は日付を入れて予約画面を進めない限り表示されません。上の試算に含めた宿泊費は、ストリップのホテル価格指数(10月がピークで1泊220ドル前後)を基にした当社の概算で、FABTECH週の数字ではありません。
リゾートフィーだけは実測値があります。2026年の平均は1泊42.36ドルで、前年の39.90ドルから約6%上がりました。
いま間に合う締切と、過ぎた締切
本記事の公開時点は2026年9月15日です。
| 項目 | 日付 | 状態 |
|---|---|---|
| FAB Passの早期価格(1,200ドル、200枚限定) | 9月11日 | 終了。通常価格は未公表 |
| Freemanの事前発注割引(無制限マテリアルハンドリングを含む) | 9月14日 | 終了 |
| onPeakの宿泊予約締切 | 9月15日 | 本日 |
| Freeman倉庫への貨物到着期限 | 10月1日 | 以降は締切後料金 |
| 会場での貨物受け入れ開始 | 10月12日 | 搬入初日 |
| 来場者の無料事前登録 | 10月16日 | 以降と当日は50ドル |
搬入は10月12日(月)から20日(火)まで、撤去は10月23日(金)から26日(月)までです。3日間の展示会に対して、搬入と搬出に2週間の枠が置かれています。
自社スタッフがどこまで作業できるかは費用に直結しますので、ラスベガス・コンベンションセンターの設営ルールを契約前にお読みください。IMTSやMETALCONとの出展先の比較は北米の金属加工展示会の比較にまとめています。自治体や業界団体の補助制度は海外展示会の出展補助金をご覧ください。
率直な判断
出展すべき企業。北米の加工工場に機械、治具、消耗品を売っていて、すでに引き合いがある企業です。4万4,000ドルという下限は、設備1台の商談が成立すれば回収できる水準です。
300平方フィートから始めるべき企業。北米での実績がまだない企業です。10フィート×10フィートは4,100ドルで入れますが、加工機を置くには狭すぎます。実機を1台見せられて、商談席が1つ取れる最小の面積が300平方フィートです。ここで1回出て、リードの質を見てから面積を決めてください。
2026年は見送ってよい企業。規模そのものが目的の企業です。偶数年のFABTECHは奇数年より小さくなります。同じ予算なら、2027年9月13日〜16日のFABTECH 2027シカゴ開催のほうが人が入ります。
この記事の見積もりの行は当社の概算です。貴社の面積、持ち込む機械の重量、派遣人数に合わせた試算は、下記からどうぞ。
費用を試算する ご相談はこちらよくある質問
- FABTECH 2026に出展すると総額でいくらかかりますか?
- 300平方フィートのブースに3名を送る構成で、およそ4万4,000〜6万9,000ドルです。1ドル150円で660万〜1,040万円になります。うちスペース料金は1万2,000ドルで、総額の3割弱にとどまります。残りは施工、電気、輸送、労務、渡航です。
- スペース料金は総額の何割ですか?
- 2割前後です。300平方フィート・3名の試算では総額の17〜27%、1,000平方フィート・5名でも18〜29%でした。公表されている単価表だけで出展予算を組むと、実額の7割から8割を見落とすことになります。
- 搬入費(マテリアルハンドリング)はいくらですか?
- 公表されていません。1件あたり200ポンドの最低課金と、10月1日の倉庫到着期限は公開されていますが、重量あたりの実単価はFreemanの出展者専用画面にログインしないと表示されません。出展契約の前に確定額を手に入れる方法はありません。
- 公式ホテルは1泊いくらですか?
- 公表されていません。公式手配はonPeakの一社のみで、手数料なし、無料シャトル付き、予約締切は9月15日です。ただし掲載されているのは星の数と価格帯の記号だけで、実額は日付を入れて予約画面を進めないと出ません。
- ブースを大きくすると単価は下がりますか?
- 下がります。299平方フィートまでが1平方フィートあたり41.00ドル、1万5,000平方フィート以上で29.00ドルです。単価は面積全体に一律で適用されるため、区分の境界をまたぐと、広いほうが総額で安くなる区間があります。
- リゾートフィーは予算に入れる必要がありますか?
- 必要です。ラスベガスのホテルの多くは室料とは別に1泊単位で強制加算します。2026年の平均は1泊42.36ドルで、3名が5泊すれば約640ドルです。第三者の予約サイトでは決済画面か最終請求書にしか出ません。
このカンファレンスの完全ガイド
FABTECH 2026完全ガイド:日本企業のための出展・参加判断北米最大の金属加工展FABTECH 2026(10月21日〜23日、ラスベガス)を日本企業の視点で解説します。来場者3万1,000人予測、ブース単価、直行便がない渡航ルート、日本企業19社の出展実績まで。
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