# GDC 2027完全ガイド:日本企業のための出展・参加判断 URL:https://www.withexpa.ai/conf/2027/gdc 開催:GDC(サンフランシスコ) 最終更新:2026-08-23 GDCは、ゲーム開発者と業界関係者だけが集まる世界最大のB2Bカンファレンスです。**2027年は3月1日〜5日、サンフランシスコのMoscone Centerで開催されます。** 結論を先に申し上げます。ミドルウェア・ツールベンダーと、欧米のパブリッシャーや資金の相手を探しているインディーから中堅規模の開発・出版社にとって、GDC 2027は**この1年で最も費用対効果の高い商談機会**です。理由は新設された商談専用会場にあり、**入場パスは99ドル**です。一方で、キャラクターグッズやライセンス商材を扱う企業には勧めません。GDCにライセンス商談の枠は存在しないためです。 そのうえで、日本企業が最初に知るべき事実がひとつあります。**2026年大会に日本のパビリオンはなく、出展社約700社を調べたところ、日本資本の出展はNintendo of America、ソニー・インタラクティブエンタテインメント、Sony XYNの3社だけでした。** 2025年にJETROのジャパンパビリオンで出展したCRI・ミドルウェアは、2026年の出展社リストに名前がありません。そして2026年8月時点で、**2027年のジャパンパビリオンは発表されていません**。この空白をどう埋めるかが、本記事の中心です。 - 2027年会期: 3月1日〜5日 - 来場者(2026年実績): 20,000人超 - 日本資本の出展社(2026年): 3社 - 商談会場の入場パス: 99ドル ![ガラス張りのMoscone Centerの外壁に「MOSCONE CENTER」の文字が並び、入口の上には「GAME DEVELOPERS CONFERENCE」と書かれた青いバナーが掲げられている。手前の横断歩道を来場者が会場へ向かって歩いている](https://www.withexpa.ai/conf/2027/gdc/moscone-entrance.jpg) ## GDCとは何のカンファレンスか **ゲームを作る側と売る側だけが集まる、業界内部の年次総会です。** 一般ゲームファン向けの公開日はありません。主催者自身が「The GDC Festival of Gaming is where the entire B2B games industry comes together(GDCは、B2Bのゲーム業界全体が一堂に会する場です)」と書いているとおり、来場者は開発者、パブリッシャー、プラットフォーマー、投資家、技術ベンダー、そして求職者です。 規模は2026年実績で**来場20,000人超、講演1,100人、セッション700本超**。2027年についても公式サイトは700本超のセッションを掲げています。講演の分野は、Audio、Business Strategy、Career、Design、Luminaries、Marketing、Programming、Visual Artsの8つです。 **2025年10月に大規模なブランド変更がありました。** 正式名称はGame Developers ConferenceからGDC Festival of Gamingに変わっています。ただし業界も検索も引き続き「GDC」で通っているため、本記事でもGDCと表記します。改称の理由について、主催者はGamesIndustry.bizにこう説明しています。 > The landscape has transformed. Budgets are tighter. Attention is fractured. Discovery is harder than ever. New tech and tools have redefined who can create. Our community needs more connection, visibility, and support.(GamesIndustry.biz、2025年10月) 「業界の景色が変わった。予算は厳しく、注目は分散し、発見されることはかつてなく難しい。新しい技術とツールが、誰が作り手になれるかを塗り替えた。私たちのコミュニティには、もっと多くのつながりと可視性と支援が要る」という内容です。 現地を歩いた日本人の観察のほうが、意図をはっきり言い当てています。4Gamerの西川善司氏は2026年大会の展示会場レポートで、こう書いています。 > 「GDC事務局としては,『GDCの専門性を和らげたい』という方針で新GDCを展開したいようだ。」(4Gamer、2026年3月16日) 2027年に主催者が新設したテーマは6つあり、そのうちのひとつが**The Global Game Industry**(世界展開、国際協業、新しい観客が、ゲームをどう作り変えているか)です。日本企業にとっての接点は、まずここにあります。 ## 2027年の会場は2つに分かれています **これが2026年以降の最大の構造変化で、日本企業にとって最も実務的な変化でもあります。** 従来のGDC Expoは名称と役割が変わり、さらに商談専用の会場が新設されました。 | 会場 | 場所 | 役割 | 開場 | | --- | --- | --- | --- | | **Festival Hall**(旧GDC Expo) | Moscone South | 展示。ツールを見つけ、デモを触り、ショーケースを見る場 | 火〜木 | | **Business Hall**(新設) | Moscone West | 商談。提携が決まり、資金調達がまとまる場 | 月〜金 | 主催者はこの2つを次のように言い分けています。 > Business Hall · Moscone West: For meetings. Where partnerships form, funding closes, and the business of games gets done. > Festival Hall · Moscone South: For discovery. Where you discover tools, play demos, watch showcases, and experience the creative energy of GDC.(gdconf.com) Business Hallの運用は3点です。**第一に、商談テーブルはGDCのオンライン予約システムで押さえます**(割当はパス種別に応じます。システムの詳細は開催直前に案内されます)。**第二に、専用テーブルや個室を日単位・週単位で借りられます。** そして第三が、日本企業にとって最も効く仕組みです。 **ゲスト商談パス。GDCに登録していない相手を、自分が予約した商談のためだけに会場に入れられます。** 相手は商談のためにチェックインし、終わったらチェックアウトします。 Festival Hallのほうは、それぞれ独自のステージを持つ5つの「neighborhood」に分かれています。Game Development、Future Tech、Indie & Education、**International**、Monetization & Player Engagementの5つです。このうちInternationalについて、主催者はこう説明しています。 > Global dealmaking in one place. Country pavilions, export agencies, and studios from around the world, with a stage & lounge for regional spotlights.(gdconf.com/festival-hall) 「各国パビリオン、輸出振興機関、そして世界中のスタジオ」が入る区画です。後述するとおり、2026年のこの区画に日本はいませんでした。 **この2つの会場構成が意味することを、費用の観点で言い直します。** Business Hall ONLYパスは**99ドル**で、月曜から金曜までの商談会場に入れ、商談テーブルを予約でき、**1日2枚のゲスト商談パス**が付きます。つまり日本のスタジオは、1人あたり100ドル未満のバッジ費用で1週間分のパブリッシャー面談を組み、しかもバッジを買っていない米国側の相手をその場に呼び込めます。この仕組みは2026年に始まったばかりで、日本語で書かれた解説はまだ存在しません。 ## いつ・どこで開催されるのか 会期は**2027年3月1日(月)〜5日(金)**、会場はサンフランシスコのMoscone Center(747 Howard St)です。目的によって必要な滞在日数が変わります。 | 日程 | 開いているもの | | --- | --- | | 3月1日(月)〜5日(金) | Business Hall(Moscone West) | | 3月2日(火)〜4日(木) | Festival Hall(Moscone South) | | 3月2日(火)〜4日(木) | IGF Pavilion | | 3月3日(水) | IGF授賞式 | | 3月5日(金) | Career Faire | **商談だけが目的なら月曜入りが必要です。** 展示を見るだけなら火曜から木曜の3日間で足ります。 渡航条件は、米国出張のなかでは恵まれた部類に入ります。 | 項目 | 内容 | | --- | --- | | 直行便 | あります。**東京(羽田・成田)からサンフランシスコ(SFO)はノンストップ路線**で、United、日本航空、全日空、ZIPAIRが運航しています。東行きの飛行時間は約9時間35分、SFO・成田線だけで週28便、1日約4便です | | 航空券 | 2027年3月分の実勢は未確定です。2026年8月時点の参考値では、ノンストップの大手3社が片道約30万円前後、LCCのZIPAIRが約12万〜17万円でした。**ZIPAIRを使うかどうかで航空券の費用はおおむね半分になります** | | 入国 | ESTAで渡航できます。2026年1月1日時点で**40.27ドル**、有効期間2年です | | 時差 | 2027年の米国夏時間の開始は3月14日で会期より後です。したがって会期中のサンフランシスコは太平洋標準時(UTC-8)で、**日本との時差は17時間**になります | | 招へい状 | 登録後に発行を依頼できます。ただしGDCは「Request of letter does not guarantee local authorities will grant visa(招へい状の発行はビザの発給を保証しません)」「Conference management will not submit your visa application on your behalf(主催者が代理でビザ申請を行うことはありません)」と明記しています。連絡先はgdcregistration@informa.comです | | 通訳・字幕 | 公式のアクセシビリティ案内には、多言語翻訳と字幕が支援項目として挙がっています | ESTAの金額にはご注意ください。2025年9月30日に21ドルから40ドルへ引き上げられ、2026年1月1日の物価調整で40.27ドルになりました。**21ドルと書いてある日本語の解説記事は古い情報です。** 会場の周辺環境も付記しておきます。Moscone Centerに隣接してSF MOMA、Yerba Buena Gardens、Metreon、そしてUnion Squareがあり、IGDA日本の案内によれば新しく開業したNintendo Storeも徒歩圏です。 ## 誰が主催しているのか **Informa Festivals**、ロンドン証券取引所に上場するInforma PLCのイベント部門です。登録はgdc.informafestivals.com、出展・協賛の窓口はreg.gdconf.com上の別サイト、報道と営業の連絡先はいずれもinforma.comのアドレスになっています。 **この点は日本企業の期待値調整に直結します。** GDCは業界団体の会員総会ではなく、営利企業が保有する商業展示会です。小間は買える相手に売られ、価格は個別交渉で決まり、2026年のブランド変更も業界の合意ではなく所有者の商業判断でした。裏を返せば、**改称と値下げは、来場者が3分の1減ったことへの経営判断として読むのが正確です**。 もうひとつ、情報源の読み方として書いておきます。2026年大会を好意的に報じた展示会業界紙TSNNは、Informa自身が発行する媒体です。TSNNの数字は主催者のプレスリリースと完全に一致しており、**両者は互いの裏付けにはなりません**。本記事が前年比較に使っているGamesIndustry.bizだけが、この件では独立した情報源です。 ## どんな企業が出展しているのか **まず、規模が縮んでいる事実から書きます。** 主催者とGamesIndustry.bizの公表値を並べると、次のようになります。 | 開催年 | 来場者 | 出展社 | | --- | --- | --- | | 2024年 | 約30,000人 | 325社 | | 2025年 | 約30,000人(「almost 30,000」) | 400社 | | 2026年(改称初年度) | **20,000人超** | **300社超** | | 2027年 | 未開催 | 未公表 | **1年で来場者が約3分の1、出展社が約4分の1減りました。** 商談プラットフォームMeetToMatchのFedor van Herpen氏は、2026年大会についてこう書いています。 > GDC 2026: is there a sharp participation decline? YES. Is there still relevant business to be done? YES.(LinkedIn投稿。検索結果の抜粋のみを確認) 「参加者は明確に減ったか。イエス。それでもやるべき商談は残っているか。イエス」。この読み方は本記事の評価とも一致します。**特定の目的を持った日本企業にとっては、小さくなって商談に寄ったGDCのほうがむしろ都合が良い**からです。 フロアの顔ぶれも変わりました。西川善司氏の観察です。 > 「以前は,Sony Interactive EntertainmentやMicrosoft,任天堂といったゲームプラットフォーマーのブースが,一番の人気スポットだったし,新世代ゲーム機の発表会的なものが,GDCで開催されたこともあった。だが,2026年の展示会場を歩き回ると,これまでと同じような大手企業のブースもあるのだが,その数は少ない。ラウンジのような,来場者がくつろげる場所が増えたようだ。」(4Gamer、2026年3月16日) 同氏によれば、2026年の**Microsoftブースは「事実上のゲーム開発者向けラウンジ」でした**。そして**会場で最も大きかったブースはTencentのものです**。「プラットフォーマーのブースに行って売り込む」という日本でまだ流通している行動計画は、2015年頃のGDC像です。 各国パビリオンは2026年も多数出ていました。主催者の発表資料が挙げているのは、ブラジル、ポルトガル、コスタリカ、ドイツ、イタリア、キルギス、チリ、スペイン、スイス、英国、ウェールズです。TSNNの記事はここにインドとパキスタンを加えています。**どちらの一覧にも日本はありません。** そして日本企業の出展です。当社は2026年8月23日に、GDC 2026の公式出展社ディレクトリ(約700件)を全文取得し、日本資本の社名で照合しました。該当したのは3社だけです。 | 出展社 | 親会社 | | --- | --- | | Nintendo of America | 任天堂 | | Sony Interactive Entertainment | ソニー | | Sony XYN | ソニー | **CRI・ミドルウェア、シリコンスタジオ、日本のパブリッシャー、中堅の開発会社は、1社も独自出展していません。** 3社はいずれもプラットフォーマーです。 この不在の意味は、CRI・ミドルウェアの動きが最もよく説明しています。同社は**2025年大会にJETROのジャパンパビリオン内(ブースC1669)で出展**し、自社ブログで動画ソリューションSofdecを展示したと報告しています。パビリオンが戻らなかった2026年、同社も戻りませんでした。**ジャパンパビリオンは飾りではなく、中堅ベンダーにとって出展を成立させていた土台だった**ということです。 ## 日本企業の入口はどこにあるのか ここが本記事の核心です。**日本語で「GDCに出展するにはJETROのジャパンパビリオンへ」と書いている情報は、すべて2025年大会の話です。2027年について、同じ経路は現時点で用意されていません。** 根拠を3つ並べます。 **1つ目。JETROは2025年大会にジャパンパビリオンを出展しました。** これは事実です。JETROのビジネス短信「ジェトロ、ゲーム見本市『GDC2025』にジャパンパビリオンを出展」(2025年4月)があり、出展した2社の記録も残っています。 **2つ目。2026年大会の各国パビリオン一覧に日本はありません。** 前節のとおり、主催者の発表資料とTSNNの記事という別々の一覧の双方に日本がありません。両方とも「including(含む)」という書き方なので網羅的な一覧ではありませんが、**他国の顔ぶれでは食い違う2つの一覧が、日本の不在では一致しています。** **3つ目、そしてこれが決め手です。JETROが公表している2026年度のゲーム見本市計画に、GDCが入っていません。** 該当ページの記載は次のとおりです。 > 「2026年度ジャパンパビリオンを出展予定のゲーム関連見本市は下記の通りです。※現時点での予定であり、今後変更となる可能性がございます。」 挙がっているのは、HYPER JAPAN Festival(ロンドン、2026年7月)、gamescom(ケルン、2026年8月)、PAX West(シアトル、2026年9月)、PAX Aus(メルボルン、2026年10月)、gamescom asia × Thailand Game Show(バンコク、2026年10月〜11月)、AGF 2026(韓国・高陽市、2026年12月上旬)の6件です。**日本の2026年度は2027年3月31日までですから、GDC 2027(2027年3月1日〜5日)はこの年度の中にあり、そして一覧にありません。** **ただし、これを「JETROが撤退した」と読むのは行き過ぎです。** 出典のページはSteam連動企画の案内が主目的で、パビリオンの正式な一覧ではありません。JETRO自身も「今後変更となる可能性がございます」と書いています。**正確な言い方は、「2026年8月時点で、GDC 2027のジャパンパビリオンは発表されていない」です。** **ジャパンパビリオンの最新状況をご自身で確認する方法** 出展計画を立てる前に、JETROの見本市・展示会情報の一覧(jetro.go.jp/services/tradefair/list.html)をご確認ください。本記事の記載は2026年8月23日時点の調査であり、この項目は本記事のなかで最も変わりやすく、間違えたときの損害が最も大きい部分です。 あわせて、JETROが2026年度に実施している**MADE IN JAPAN COLLECTION**の条件も押さえておいてください。参加費は無料、対象はSteamにストアページのある日本のゲーム作品、定員は500社程度で中堅・中小企業が優先、申込締切は2027年1月29日17時です。ただしJETROは「ジェトロが出展する海外ゲーム関連見本市へ渡航される方への渡航補助や出展補助はございません」と明記しています。**これはSteam上の販促枠であって、サンフランシスコへ行くための支援ではありません。** 問い合わせはジェトロ・コンテンツ課(Content@jetro.go.jp)です。 ### 2026年に日本企業が実際に使った経路 **パビリオンの代わりに機能したのは、視察団でした。** Global Game Growth Gateway(G4)が2026年大会に派遣した日本の代表団です。運営はIGDA日本、受託の記録はVIPO(映像産業振興機構)にあり、資金は日本芸術文化振興会のクリエイター支援基金に遡ります。 構成は、指導者2名と参加者5名でした。指導者は佐藤翔氏(ルーディムス代表取締役)と森通治氏(集英社ゲームズ執行役員)、参加者は井上清勝氏(アソビズム)、木村嵩氏(アニプレックス)、野崎雄大氏(Phoenixx)、福田匠氏(集英社ゲームズ)、吉岡佐和子氏(松竹)です。 **会期中に面談した相手は、11社・個人です。** 報告書に実名で記録されています。 | 区分 | 面談相手 | | --- | --- | | プラットフォーム | Nintendo of America、Sony Interactive Entertainment(GTMチーム) | | パブリッシャー・投資 | Devolver Digital、Fellow Traveller、Plug In Digital、Innersloth、Kepler Interactive | | 専門家・メディア | Chris Zukowski、Simon Carless(GameDiscoverCo)、Dean Takahashi、VG Insights | **3行目に注目してください。** ここに並んでいるのは、Steamにおける発見性(ディスカバラビリティ)とウィッシュリスト戦略を専門に扱う人たちです。日本にこの層は存在しません。佐藤翔氏自身がファミ通の取材でこう述べています。 > 「欧米ではそういったつながりが強くて、GDCなどでもマーケティングの専門家が集まって交流したりしているんですよね。日本にはそういうものがなかった、ということに気付いたんです。」(ファミ通、2026年6月) G4の2027年度の募集要項と、GDC 2027が視察先に入るかどうかは、2026年8月時点で未発表です。2025年度の募集は9月8日から10月3日でしたので、同様の秋の募集が想定されますが、**gggg-project.jpとvipo.or.jpで直接ご確認ください**。 なお、東京都によるGDCへの出展や支援については、調査した範囲で記録が見つかりませんでした。見つかったのは東京eスポーツフェスタなど都内で完結する事業だけです。**東京都の支援を前提に計画を立てないでください。** ## 会場では実際に何が起きるのか **現地に行かなければ得られないものが何かを、日本企業自身の言葉で確認するのがいちばん正確です。** DeNAのエンジニアリングブログが2026年6月に公開した参加報告は、この目的にとって現時点で最良の日本語資料です。 まず、展示フロアの印象です。 > 「展示エリア(Expo)では、業界の二極化が顕著でした。MetaやTencentといった巨大企業が圧倒的なプレゼンスを示し、最先端の技術や大規模なプロジェクトをアピールする一方で、**日本企業からは展示がほとんどなく、危機感を覚えました**。しかしその反面、会場の大部分を占めるインディーゲームの爆発的な盛り上がりは、これからのゲーム業界の多様な可能性を感じさせるものでした。」(DeNA、2026年6月) **日本企業の不在を、日本のエンジニアが自分の言葉で書いています。** 前節の出展社3社という数字は、この実感の裏付けです。 次に、現地参加の価値です。GDCの講演は後日GDC Vaultで視聴できるため、「行く必要があるのか」は当然の問いになります。同社の答えです。 > 「知識そのものはVaultで補完できますが、会場の熱気、参加者たちの情熱、現地でしか会うことのできない人と紡ぐ縁、そして『ワールドワイドでの現場の声』は、現地でしか得られない唯一無二のものです。」(同上) **具体的にどの時間帯にそれが起きるかも書かれています。** ラウンドテーブル形式のセッションについての観察です。 > 「これらのセッションでとくに印象的だったのは、セッション終了後も参加者やスピーカーがすぐに解散せず、そのまま廊下や会場周辺で会話を続けていたことです。(中略)こうしたセッション後のコミュニケーションも含めて、現地参加ならではの価値があったと感じています。」(同上) **セッション直後の30分を予定で埋めないでください。** ここが実際の接点です。 費用と言語についても、同社は率直に書いています。 > 「サンフランシスコへのフライト、時差、そして向こうではラーメン一杯約3000円近くという物価高騰(インフレ)といった物理的な壁は確かに存在します。しかし、それらの壁を乗り越えてでも現地に行くことで、『自分たちの技術は世界で通用するのか』という手応えと自信を得ることができました。」(同上) > 「ネイティブとスムーズに話せて、議論にも参加できる方であれば言語の壁を越えてコネクションを作ることもできますし、**英語が完璧でないとしても書き起こしアプリや翻訳アプリを駆使することで輪の中に飛び込むこともできます**。」(同上) 技術トレンドについては、一文で足ります。「**AI活用はもはや『手段』ではなく『前提条件』になっていることを強く実感しました**」(同上)。 会期中の街の様子は、G4の報告書が記録しています。「サンフランシスコの街中では、世界中から集まった開発者によるネットワーキングが深夜まで活発に行われており、業界全体の熱量は極めて高い」。**公式プログラムの外側に、実質的な商談時間があります。** TSNNによれば、2026年にはGDC公認の周辺イベントが市内で30本以上開かれました。 日本語で参加できる無料イベントもあります。2026年は3月11日に、Digital Garage USが**Japan Game Day @ GDC**をサンフランシスコのDG717で開催し、その後半をIGDA日本が「GDC Japan Game Meetup」として運営しました。DeNAの説明では「日本からGDCに参加した開発者や、日本企業との連携を模索する海外企業が集まるイベント」で、無料で申し込めます。**初参加なら、この会を週の起点に置くのが最も確実です。** また、渡航しない場合でも、IGDA日本が東京で参加報告会を開いています(2026年は4月5日)。 ## 参加・出展にいくらかかるのか **パス料金は下がり続けています。** 2027年のSuper Early料金は次のとおりです。適用条件は**2026年10月9日23時59分(太平洋時間)までの登録**です。 | パス | Super Early料金 | 主な内容 | | --- | ---: | --- | | **Festival** | **499ドル** | 全プログラム。Festival Hall(火〜木)、GDC Nights、**ゲスト商談パスと商談スペース予約を含むBusiness Hall**、金曜のCareer Faire | | Game Changer | 1,149ドル | Festivalの全内容に加え、専用ラウンジと昼食、基調講演とGDC Nightsの優先席、GDC Vault 1年分。**LuminariesとGamePlanはこのパス限定**です | | Indie / Start-Up | 299ドル | 全プログラム、Festival Hall、GDC Nights、商談スペース予約付きBusiness Hall。**審査制**。ゲスト商談パスは付きません | | Academic | 299ドル | Indie / Start-Upと同内容。認定教育機関のメールアドレスが必要です | | Festival Hall ONLY | 149ドル | Festival Hall(火〜木)とフロアセッション、GDCA(火)とIGF授賞式(水)。本編プログラムとBusiness Hallは含みません | | **Business Hall ONLY** | **99ドル** | **Business Hall(月〜金)、商談スペース予約、1日2枚のゲスト商談パス。** Festival HallとGDC Nightsは含みません | | 1-Day Career | 99ドル | 金曜のみ。Career Faireとキャリア関連セッション | | GDC Vault年間購読 | 649ドル | オンデマンド視聴のみ。現地参加は含みません | **10名以上でFestivalまたはGame Changerを申し込むと10%引きになります**(窓口はgdcgroupregistration@informa.com)。チームで渡航する場合は確認する価値があります。 料金の推移も書いておきます。2025年のAll Accessパスは実質1,180ドル前後でしたが、2026年のFestivalパスは649ドルから、2027年のSuper Earlyは499ドルです。IGDA日本の解説によれば、2026年の時点で「2025年の旧オールアクセスパスよりも45%安価」でした。**2年で半額近くまで下がっています。** **同時に、パスの種別によるセッションの制限がなくなりました。** IGDA日本の説明です。 > 「『パスが違うからセッションに入れない』ということはもうありません。」(IGDA日本、2025年11月27日) 例外はLuminaries Speaker Series(2026年はNVIDIA、Google DeepMind、ユニバーサル ミュージック グループ、セガ、Mattel、Blizzardが登壇)と、招待制の1対1商談GamePlanで、この2つはGame Changerパス限定です。 **出展料は公開されていません。** 公式サイトに小間単価はなく、出展の申し込みは主催者への個別問い合わせになります。パートナー区分は4つで、Solution Providers(パブリッシャー、配信プラットフォーム、ビジネスサービス、技術・ツール)、Indie Game Studios、**Trade Organizations**、Educational Institutionsです。3つ目のTrade Organizationsの募集文は「Are you representing a region or government entity supporting game development?(ゲーム開発を支援する地域または政府機関の代表の方へ)」で、**ジャパンパビリオンが入るのはこの枠です。現在、この枠は空いています。** インディー向け有料展示枠のGDC Playも同様に見積もり制です。2025年に検討した日本の開発者はこう書いています。 > 「ゲーム内容の審査は発生し、出展費用については直接主催者に問い合わせる必要があります。費用も高そうなので、個人開発者にはハードルが高そうに思いました。」(gamemakers.jp、2025年6月2日) **渡航予算の組み方について、ひとつだけ構造を書いておきます。最大の費目はホテルであり、航空券でもパスでもありません。** 2019年にGDCへ参加した日本人開発者の記録では、パス20万円、ホテル7泊21万円、航空券16万5千円でした。パスの金額はいまや半額以下になっている一方、ホテルと航空券は上がっています。**費目の順位はこの8年で変わっておらず、むしろパスが安くなった分、ホテルの比重は増しています。** ## 予算をかけずに出展する方法はあるか **あります。ただし審査制で、締切が先にあります。** | 経路 | 費用 | 条件 | | --- | --- | --- | | **IGF(Independent Games Festival)** | 応募料75ドル(学生25ドル)。**選出されればIGF Pavilionのブースは無料** | 審査制。米国外からの応募可、発売済みタイトルも可。パブリッシャーが開発者に代わって3本まで応募できます。**応募料免除の申請は2026年9月7日締切**(chairperson@igf.email) | | **alt.ctrl.GDC** | **応募無料**。選出されればブースと基本機材が無料 | 審査制。独自コントローラーを使う作品が対象です | | **GDC Play** | 有料。金額は見積もり制 | 審査制。小規模・未発表または発売間近のインディー作品向けです | **IGF 2027の日程は、Pavilionが3月2日〜4日、授賞式が3月3日**です。授賞式は2026年から、Game Developers Choice Awardsと別の夜に分かれました。 **逆に、2027年に閉じてしまった扉もひとつあります。講演の応募です。** 2027年のCall for Submissionsは2026年7月7日から8月7日までで、すでに締め切られています。**2027年の登壇を狙う方法は残っていません。** 登壇を目標にするなら2028年の募集を待つことになります。 ## サンフランシスコ滞在の実務 **宿泊は公式の宿泊代行onPeak経由で、枠が開いた日に押さえてください。** 2027年の料金と開始日は2026年8月時点で未発表ですが、空室通知の申込フォームはすでに公開されています。**12室以上をまとめて必要とする場合は、サブブロック契約が必要です**(GDC@onpeaksupport.com、888.998.2784)。宿泊に関する問い合わせは、日本からは+1-415-813-6088(音声案内6番)またはGDC@chphousing.comです。 **あわせて、GDC自身が出している警告を訳しておきます。** > If you are contacted by companies offering to make hotel reservations for you, we urge you not to book with them because they are not affiliated with GDC.(gdconf.com) 「ホテルの予約を代行すると持ちかけてくる会社から連絡があっても、予約しないよう強くお願いします。GDCとは無関係の業者です」という内容です。**この種の電話とメールは、海外からの出展者を狙って集中的に来ます。** 公式ブロック以外から連絡が来た時点で無視してください。 **会場周辺の治安、地理で覚えてください** サンフランシスコの治安については日本語の情報が両極端になりがちですが、**実務上は道1本の話です。** 2025年3月にGDCへ出展した日本の開発者の記録が、最も具体的です。 > 「GDCの会場であるモスコーニセンターの最寄り駅『パウエルストリート』から西側は、『テンダーロイン』と呼ばれる地区で、サンフランシスコの中でも最も治安が悪く危険なエリアです。」 > 「逆に、駅から東側のモスコーニセンターの周辺は、有名企業が集まるビジネス街で、ユニオンスクエアには高級ブティックなども並んでいたりと治安が良いです。ユニオンスクエアから海沿いまでぐるっと歩いて回りましたが、治安の悪さは感じませんでした。」 **覚えることは1つです。Powell Street駅から東(Moscone CenterとUnion Square側)は通常のビジネス街、西(Tenderloin地区)には入らない。** 移動手段について、同じ記録はBARTとMUNIを「治安は悪くはないけど、良いとも言い切れない」と評し、実際の移動はほぼLyftだったと書いています。LyftのほうがUberより少し安く、現地でよく使われているとのことです。自動運転タクシーのWaymoも市内を通常運行しており、専用アプリから利用できます。**夜間の移動と、治安が気になる区間は配車アプリを使ってください。** (2025年3月の訪問記録です。現地の状況は変わり得ます) ## 日本企業にとって行く価値はあるか 判断は業種で分かれます。曖昧にせず書きます。 ### 強く勧める企業 **第一に、ミドルウェア・ツールベンダーです。** Festival HallのGame DevelopmentとFuture Techの区画、およびSolution Providersのパートナー枠が、そのまま想定顧客の集まる場所です。**欧米の技術意思決定者がこれだけ集中する機会は、年間を通じて他にありません。** CRI・ミドルウェアが2025年にジャパンパビリオンで出展したのは、この構図が正しいからです。 **第二に、欧米のパブリッシングまたは資金調達の相手を探しているインディーから中堅規模の開発・出版社です。ここが本記事で最も強く勧める対象です。** Business Hallはこの用途のために新設された会場で、99ドルのパスに1日2枚のゲスト商談パスが付きます。**バッジ費用1人100ドル未満で、月曜から金曜まで商談を組めます。** これが実際に機能することは、G4の代表団が2026年に11社・個人と面談した記録が証明しています。相手はNintendo of America、SIEのGTMチーム、Devolver Digital、Fellow Traveller、Plug In Digital、Innersloth、Kepler Interactiveでした。 G4の報告書には、プラットフォーマー側からの助言も記録されています。 > 「SIEや任天堂等のプラットフォーマーからは、早めのコミュニケーション、連携の必要性を求められた。**バグの多い初期ビルドの段階であっても早期に相談を開始すべき**との助言があった。」(G4視察報告、2026年4月8日) 「完成してから相談する」という日本側の作法とは逆です。 **第三に、Steamでの展開方針が経験と勘に頼っている開発会社です。** 前述の専門家層(Chris Zukowski、Simon Carless、Dean Takahashi、VG Insights)にまとめて会えるのは、この週だけです。この一点だけでも渡航費は正当化できます。 なぜそこまで必要なのか。ファミ通の取材で、佐藤翔氏が数字で答えています。 > 「Steamのハードウェア調査を見てみると、**日本のマーケット規模は3%以下**なんです。いちばん大きいのが中華圏と英語圏で、この地域が6割以上を占めています。」(ファミ通、2026年6月) > 「セルフパブリッシングをして海外で成功する例は、本当にごく一部です。Steamで販売されているタイトルの約7割以上がセルフパブリッシングなのですが、**500本以上売れているゲームの7割以上はパブリッシャーが付いている**ものです。」(同上) G4の報告書も同じ方向を指しています。「欧米市場でのヒット作は売上の6〜7割を同地域で確保している事実に対し、日本タイトルの多くが依然としてアジア依存(5割以上)である点が指摘された」。**国内市場が3%しかない販路で、パブリッシャーなしに売る前提を置くことに無理があります。GDCは、その相手が物理的に集まっている数少ない場所です。** ### 勧めない企業 **第一に、キャラクターグッズ・ライセンス商材のメーカーです。これは条件なしで勧めません。** GDCにライセンス商談やマーチャンダイズの枠は存在しません。**行くべきは[Licensing Expo](/conf/2027/licensing-expo)(2027年5月25日〜27日、ラスベガスのMandalay Bay Convention Center)**、または北米最大の日本ポップカルチャーイベントである[**Anime Expo**](/conf/2027/anime-expo)(2027年7月2日〜5日、ロサンゼルス・コンベンションセンター)です。GDCの会期に予算を使うと、本来の商談機会を1年遅らせることになります。 **第二に、欧米の一般ユーザーの認知やウィッシュリストを取りに行きたい企業です。** GDCに一般公開日はありません。**PAX West(シアトル)かgamescom(ケルン)が正しい行き先で、しかもJETROは2026年度にこの両方でジャパンパビリオンを出しています。** 適切であるうえに、費用も安く済みます。米国東海岸で同じ性格の場を探す場合は4月の[PAX East](/conf/2027/pax-east)になりますが、こちらはJETROの2026年度のゲーム関連見本市7件に入っていないため、費用は全額自社負担になります。 **第三に、ブースを構えれば見つけてもらえると考えている初参加企業です。** 前述のとおり、プラットフォーマーのブースは縮小し、最大のブースはTencentのもので、商談は事前予約制のBusiness HallかGamePlanで動きます。**GDC 2027が報いるのは、埋まった予定表であって、来場者の足の流れではありません。** ### 補助金を前提にしないでください **2027年について、補助されたジャパンパビリオンの枠は現時点で存在しません。** 費用は全額自社負担として見積もってください。JETROのMADE IN JAPAN COLLECTIONは無料で参加できますが、これはSteam上の販促枠で、渡航補助も出展補助も明確に対象外です。G4の2027年度の枠組みは未発表です。**「支援が出るなら行く」という前提で計画を止めると、決まらないまま10月9日のSuper Early締切を越えます。** ### 具体的な進め方 初めて検討する企業への提案です。 1. **2026年10月9日までに、Business Hall ONLYパスを人数分(99ドル)押さえてください。** 商談の予定がまだ1件もなくても構いません。この金額なら判断を早めるほうが得です。 2. **同時にonPeakの空室通知に登録してください。** 最大の費目はホテルです。 3. **9月から10月にかけて、G4(gggg-project.jp)の2027年度募集を確認してください。** 対象に入るなら、単独渡航より得られるものが大きくなります。 4. **IGFに出す作品があるなら、応募料免除の申請は2026年9月7日が締切です。** 選出されればブースは無料です。 5. **週の起点をJapan Game Day @ GDCに置いてください。** 無料で、日本語が通じ、日本企業との連携を探している海外企業が来ます。 6. **ジャパンパビリオンの動向は、JETROの見本市一覧で直接ご確認ください。** 本記事の記載は2026年8月23日時点のものです。 最後に、DeNAの報告に戻ります。**「日本企業からは展示がほとんどなく、危機感を覚えました」** と書いたのは、現地に行った日本のエンジニアです。2026年の出展社約700社のうち日本資本は3社でした。**この数字は、行かない理由にも、行く理由にもなります。どちらとして読むかは、貴社が欧米で誰と組みたいかによって決まります。** 貴社の商材と体制を踏まえた判断は、下記からご相談ください。 ## よくあるご質問 ### GDC 2027はいつ・どこで開催されますか? 2027年3月1日〜5日(月〜金)、サンフランシスコのMoscone Centerです。商談用のBusiness Hallは月曜から金曜まで、展示のFestival Hallは火曜から木曜までです。IGF Pavilionは3月2日〜4日、IGF授賞式は3月3日に開かれます。 ### 参加費はいくらですか? 全プログラムに入れるFestivalパスが499ドル、商談会場だけのBusiness Hall ONLYパスが99ドルです。いずれも2026年10月9日23時59分(太平洋時間)までの登録に適用されるSuper Early料金です。インディー・スタートアップ向けの299ドルは審査制です。 ### 日本企業は出展していますか? 2026年の出展社約700社のうち、日本資本はNintendo of America、ソニー・インタラクティブエンタテインメント、Sony XYNの3社だけでした。ミドルウェア各社もパブリッシャーも独自出展していません。2025年にジャパンパビリオンで出展したCRI・ミドルウェアも2026年は不在でした。 ### ジャパンパビリオンはありますか? 2026年8月時点で、GDC 2027のジャパンパビリオンは発表されていません。JETROは2025年に出展しましたが、2026年の各国パビリオン一覧に日本はなく、JETROの2026年度ゲーム見本市計画にもGDCは入っていません。最新状況はJETROの見本市一覧でご確認ください。 ### 視察団や出展費の補助を受けられる制度はありますか? 視察団はあります。IGDA日本が運営するG4(Global Game Growth Gateway)が2026年大会に派遣団を送り、指導者2名と参加者5名がNintendo of America、ソニー・インタラクティブエンタテインメント、Devolver Digitalなど計11社・個人と面談しています。原資は日本芸術文化振興会の基金です。2027年の募集は未告知で、2025年度は9月8日から10月3日の募集でした。出展費そのものの補助制度は確認できていません。 ### 講演に応募できますか? できません。2027年のCall for Submissionsは2026年7月7日から8月7日までで、すでに締め切られています。2027年に登壇枠を取る手段は残っていません。商談と情報収集を目的に参加を組み立ててください。 ### 出展料はいくらかかりますか? 公開されていません。GDCは公式サイトに小間単価を掲載しておらず、出展の申し込みは主催者への個別問い合わせになります。無料または低額の経路は、審査制のIGF(応募料75ドル、選出されればブース無料)とalt.ctrl.GDC(応募無料)の2つです。 ### サンフランシスコの治安はどうですか? 会場周辺は問題ありません。Powell Street駅から東側のMoscone CenterとUnion Square周辺はビジネス街です。同じ駅から西側のTenderloin地区は避けてください。夜間の移動にはLyftやUber、Waymoを使うのが現実的です(2025年3月の出展者による記録)。