# CES 2027の視察計画:日本企業の展示と会場の回り方 URL:https://www.withexpa.ai/conf/2027/ces/first-visit 開催:CES(ラスベガス) 完全ガイド:https://www.withexpa.ai/conf/2027/ces 最終更新:2026-09-11 CES 2027の視察は3日あれば主要な会場を押さえられます。**日本企業の出展は2026年9月11日時点で32社**、そのうち16社がLVCCのWest Hallに集中しているため、初日をWest Hallに充てるだけで日本勢の半分に会える計算です。登録はすでに始まっており、Standard Passの早割$149は11月30日までです。[CES 2027完全ガイド](/conf/2027/ces)が参加価値そのものを扱うのに対し、この記事は当日の順路と手続きだけを扱います。 ![地下トンネルの乗り場に停まるテスラ車と、行き先を表示するLVCC Central Stationの電光掲示板](https://www.withexpa.ai/conf/2027/ces/vegas-loop.jpg) ## 日本企業はどこに出展していますか CTAの公式出展社ディレクトリで国別に絞ると、2026年9月11日時点の日本からの登録は32社です。会場別の分布はこうなっています。 | 会場 | 社数 | 主な出展社(小間番号) | | --- | --- | --- | | LVCC West Hall | 16 | ENEOS 5961、Tier IV 5953、京セラ 6401、住友ゴム工業 6961、太陽誘電 6201、ヤンマーホールディングス 7300、AGC 4152、アンリツ 6569 | | LVCC North Hall | 4 | 出光興産 14722、DIC 10231、加賀FEI 15631、XELA Robotics 12634 | | LVCC Central Hall | 2 | フォーラムエイト 20548、Shiftall 21554 | | Venetian Expo Halls A-D | 6 | ヒロセ電機 52939、mui Lab 53759、ユカイ工学 52745、日本能率協会 50017 | | Venetian Expo(JAPAN TECH) | 1 | Japan Tech Project 50339および61415 | | その他 | 3 | スタンレー電気 W320、Melt Interface Technologies 41132、旭化成エレクトロニクス | 小間番号の桁が会場を表します。West Hallは3000〜7999番、North Hallは10000〜16999番、Central Hallは20000〜28999番、Venetian Expoは50000〜56999番とHall Gの60000〜63999番です。番号を見れば会場が分かるので、名刺交換の相手を後から地図で探す手間が省けます。 このリストは**秋にかけて埋まっていく途中の数字**です。JETROのJAPANパビリオン35社程度は、CTAの採択通知が2026年9月から10月に出る予定のためまだ反映されていません。CES 2026の日本からの出展は最終的に105社でした。 前回の顔ぶれも押さえておく価値があります。CES 2026ではパナソニックグループがLVCC Central Hallの16605番、ソニー・ホンダモビリティが同じCentral Hallの20800番でAFEELA 1の先行量産車を展示しました。一方で日経クロステックは、**ソニーグループとトヨタ自動車は不在**だったと報じています。トヨタ系ではトヨタテクニカルディベロップメントがNorth Hallに出ていました。「日本の大手は全部いる」という前提で計画を立てると、当日ずれます。 ## 3日間でどう回りますか 会場は9時か10時に開き、日によって閉場時間が違います。CES 2027のLVCCは、1月6日が10時から18時、7日と8日が9時から18時、9日が9時から16時です。**最終日は16時に閉まる**ので、土曜を移動日に充てる前提なら実質3日と考えてください。 **1日目(1月6日)はLVCC West Hallです**。日本企業16社がここに固まっており、モビリティ、自動運転、EV、eVTOLが並びます。10時開場なので、朝のうちにバッジを受け取ってから入るとちょうど良い時間になります。余力があれば同じLVCC構内のCentral Hallへ移動します。大手ブランドとゲーミング、A/Vが中心で、Vegas Loopなら構内移動は無料です。 **2日目(1月7日)はNorth Hallと、LVCC近くのFontainebleauです**。North HallはAI、IoT、スマートシティ、エネルギー、B2Bエンタープライズの棟で、出光興産やDICが入ります。CES 2026では、Fontainebleauの4階にAIと量子コンピューターに特化した新会場「CES Foundry」が設けられ、約半分をNVIDIAのブースが占めました。CES 2027でもFontainebleau向けの出展社マニュアルが公式に用意されています。 **3日目(1月8日)はVenetian Expoです**。Halls A-Dがライフスタイル、デジタルヘルス、スマートホーム、フードテックで、Hall Gがスタートアップ専用エリアのEureka Parkです。JAPAN TECHパビリオンは両方に区画を取っています。出展条件は[Eureka Parkの出展条件](/conf/2027/ces/eureka-park)で扱っています。 1日にまたぐ会場は2つまでに抑えてください。CES 2026に参加したクラスメソッドの記録が理由を端的に書いています。 > ラスベガスは建物が大きく、すぐそこに見えても非常に距離があります 会場間はTech Expressシャトル、LVCC構内は無料のVegas Loop、Strip沿いはLas Vegas Monorailを使います。基調講演を狙うなら別枠です。同じ記録には「18:30開始で17:00から並びましたが、1.5h前に並んでもとんでもない行列」とあります。 ## 登録とバッジで詰まるのはどこですか 登録はすでに開いています。公式サイトはCES 2027の受付開始を明記しており、価格は据え置きです。 | パス | 11月30日まで | 12月1日〜1月9日 | | --- | --- | --- | | Standard Pass | $149 | $349 | | Premium Pass | $1,450 | $1,750 | 視察目的ならStandard Passで足ります。詰まりやすいのはむしろ資格審査です。CESは18歳以上の業界関係者限定で、登録時に**業種を示す書類1点と、在籍を示す書類1点**が要ります。前者は自社サイト、直近9か月以内の請求書、事業許可証など。後者はLinkedInの個人プロフィール、名刺、社員証、給与明細、雇用証明書などです。会社名が一致しないと差し戻されるため、英語表記の揺れは事前に潰しておいてください。 バッジは事前送付されません。**代理受領は不可**で、本人が政府発行の写真付き身分証を持って受け取り場所へ行きます。CES 2026に参加したクラスメソッドの記録では、Ariaのカウンターで「QRをかざしパスポートを見せて本人確認を済ませると、その場で名前入りのバッジが発行されます」とあります。受け取り場所と時間は公式の案内で会期前に確認してください。 日程が流動的なら、**2026年12月9日**を覚えておいてください。この日までに書面でキャンセルすれば$50の手数料を引いて返金されますが、以降は返金がなく、行かなくても支払い義務は残ります。 ## ホテルと渡航はいつ動きますか 登録を済ませたら、公式のonPeak経由でその日のうちに押さえてください。CES 2026の会期週は、ラスベガス全体の平均室料が1泊$262.14でした。ダウンタウンは$112.90で、会場から遠くなる代わりに1泊で$150近く差が出ます。高級ホテルの水準は別物で、同じ週にWaldorf Astoriaが$1,207、Venetianが$1,049という調査結果が出ています。リゾートフィーとデポジットはホテルへの現地払いです。 渡航は日本発の制約が1つあります。日本とラスベガスを結ぶ直行便は2006年秋のJAL成田便の廃止以降なく、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、あるいはソウル経由で乗り継ぎ込み14〜16時間です。往復で丸2日を使う前提で日程を組んでください。ESTAは$40.27、パスポートを更新すると無効になります。1月のラスベガスは年間で最も寒く、日中最高が約14度、朝晩は3〜4度まで下がります。 ## 率直な判断 初回の視察なら、West HallとVenetian Expoの2会場に絞って残りを捨てるのが最も確実です。日本企業の分布がそうなっている以上、West Hallで既存取引先と会い、Eureka Parkで新しい技術を見る、という2軸で1日ずつ使えば成果は残ります。全会場を均等に回ろうとした人が、移動と行列で3日を溶かします。 来場前の準備で決まる部分が大きい、という点は出展経験者の総括と同じです。訪問先の小間番号を先に確定させ、面談したい相手には渡航前に連絡を入れてください。出展社ディレクトリは公開されているので、9月の段階でも訪問リストは作れます。 視察を見送ってよいのは、国内向けの業務システムを扱っていて米国市場に入る計画がない企業です。CESの来場者はそれを見に来ていません。出展そのものを検討する段階なら、費用の内訳は[CES 2027の出展費用](/conf/2027/ces/exhibit-cost)に、公的支援は[海外展示会の補助金・支援制度](/conf/subsidies)にまとめています。 ## よくあるご質問 ### CES 2027に日本企業は何社出展しますか? 2026年9月11日時点の公式出展社ディレクトリでは32社です。うち16社がLVCCのWest Hall、4社がNorth Hall、2社がCentral Hall、8社前後がVenetian Expoに入っています。ディレクトリは秋にかけて埋まり、JETROのJAPANパビリオン35社程度はまだ反映されていません。 ### CES 2027の登録はもう始まっていますか? 始まっています。公式サイトはCES 2027の登録受付を開始済みと明記しています。Standard Passは11月30日までが149ドル、12月1日以降は349ドルです。有料登録のキャンセルは2026年12月9日までに書面で申し出れば、50ドルの手数料を引いて返金されます。 ### CESのバッジはいつ受け取れますか? 現地受け取りです。事前送付はなく、指定の受け取り場所で本人が政府発行の写真付き身分証を提示します。代理受領はできません。QRコードとパスポートを見せるとその場で名前入りバッジが発行されます。受け取り場所と時間は公式ページで会期前に確認してください。 ### 会場間の移動には何を使いますか? 主要会場を結ぶTech Expressシャトル、LVCC構内を無料で結ぶVegas Loop、そしてLas Vegas Monorailの3つです。建物が大きく、見えていても徒歩では遠いため、1日にまたぐ会場は2つまでに抑えると計画が崩れにくくなります。 ### ホテルはいつまでに予約すべきですか? 参加登録を済ませ次第です。CES 2026の会期週はラスベガス全体の平均室料が1泊262.14ドル、ダウンタウンで112.90ドルでした。公式のonPeak経由で押さえるのが基本で、1月が近づくほど上がります。リゾートフィーとデポジットはホテルへの現地払いです。