# ATX East 2027完全ガイド:MD&M Eastの自動化セクター、日本企業の参加・出展判断 URL:https://www.withexpa.ai/conf/2027/atx-east 開催:ATX East(ニューヨーク) 最終更新:2026-08-07 ATX East 2027は、2027年5月19日(水)〜20日(木)にニューヨークのJacob K. Javits Convention Centerで開かれる、**MD&M Eastの自動化セクター**です。単独の展示会ではありません。結論から言えば、行く価値があるのは、米国東海岸に既存顧客か販売代理店がすでにあり、医療機器・包装・一般製造の現場に部品や搬送・組立装置を売っている日本企業です。逆に、米国市場への最初の一歩としてこの会を選ぶ理由はほとんどありません。会期は2日間、フロアが開いているのは合計11時間、来場者の81%が東海岸からという構成だからです。この記事では、公表値のうちどれが実績でどれが見込みなのかを分けたうえで、費用、Javits特有の組合ルール、そして過去に出展した日本企業の実名まで並べます。 - 会期(計11時間): 2日間 - 来場者(見込み値): 4,000人超 - 出展社(見込み値): 300社超 - 来場者のうち東海岸: 81% ![11番街に面したJacob K. Javits Convention Centerのガラス張りの正面。歩道と横断歩道の向こうに建物が街区いっぱいに続く](https://www.withexpa.ai/conf/2027/atx-east/javits-frontage.jpg) ## ATX Eastとは何の展示会か ATX Eastは、Automation Technology Expo Eastの略で、現在はMD&M Eastという展示会の中の**自動化セクターの名前**です。専用サイトも、専用の登録も、専用の出展社リストもありません。`atxeast.com` にアクセスすると、MD&M Eastの自動化セクターのページが表示されます。 主催のInforma Marketsは、出展社向けページでこの統合を自分の言葉で説明しています。 > Previously known as Informa Markets Engineering (IME) East, this event has combined several co-located shows into one comprehensive experience: MD&M East. We are now merging six key sectors [...] Medical (MDM), Automation (ATX), Packaging, Design and Manufacturing (D&M), Plastec, Quality [...] into one unified show. かつては、MD&M East、EastPack、ATX East、D&M East、Plastec East、Quality Expoという6つのブランドが同じ会場で並走していました。それが1つの名前にまとめられ、旧ブランド名はセクターの見出しとして残っています。西海岸のATX Westもまったく同じ経緯をたどっています。 自動化セクターが扱う範囲は、公式のセクターページに次のように書かれています。 > Our automation sector brings together the latest technology in robotics, sensors, motion control and automated systems, to boost efficiency and meet demand for everyday goods domestically and beyond. 対象業種として挙がっているのは、航空宇宙・防衛、ロボティクス、医療機器製造、自動車・輸送、民生用電子機器、大学・研究機関、消費財、食品製造、電子部品・サブアセンブリの9分野です。**半導体は入っていません**。また、ATX Westの一覧にある産業機械と精密加工が、Eastの一覧からは落ちています。半導体製造装置や工作機械を売る会社にとって、ここは想定顧客のいる場所ではありません。 読者にとって実務的に重要なのは、次の一点です。**バッジは1枚で、6セクター全部を見られます**。自動化だけを見に行くつもりでも、実際には医療機器のフロアを歩くことになります。逆に言えば、自動化セクターだけを目当てに渡米する計画は、この会に関しては成り立ちません。 ## 2027年はいつ・どこで開催されるのか 2027年5月19日(水)〜20日(木)の2日間、ニューヨーク市の Jacob K. Javits Convention Center(429 11th Avenue)で開催されます。開場時間は初日が10時〜16時、2日目が10時〜15時です。**フロアが開いている時間は合計11時間**しかありません。 ここには注意が要ります。前回の2025年は5月20〜22日の3日間でした。2027年は2日間です。ところが公式サイトの出展社向けページには、統合後も「same three-day format」(3日間の形式は変わりません)という一文がいまだに残っています。日程と時間はFAQと開催概要が正しく、3日間という記述は統合発表当時の古い文面です。**視察日程を組むときは、現地滞在を3日と見積もらないでください**。 **ニューヨーク渡航で先に知っておくと効く事実** 羽田・成田の両方から直行便があります。JALは羽田(JL005/006)が毎日、成田(JL8005)が週5便、ANAは羽田(NH109/110)と成田(NH009/010)がいずれも毎日です。所要は往路約13時間、復路約14時間で、成田・JFK間の平均は約12時間50分です。5月中旬のニューヨークは最高19〜24°C、最低11〜16°Cで、東京の5月下旬から湿気を抜いた気候に近く、羽織るもの1枚で足ります。降水確率は月内で28%から35%へ上がります。会場は11番街34丁目、ミッドタウンの西端です。**来場者用の駐車場は会場内にありません**。周辺のガレージは徒歩圏にありますが、10時30分〜14時30分が最も混みます。ホテルは公式にはonPeak経由での手配ですが、2027年のブロックと料金は2026年8月時点で未掲載です。航空券の割引コードは4種類公開されているものの、日本発の旅程で使えるのはDeltaのミーティングコード**NM42M**(国際線3〜25%割引)だけです。 ## 誰が主催しているのか 主催はInforma PLCの一部門である**Informa Markets**、事業単位としてはInforma Markets Engineeringです。公開されている経営陣は1人だけで、同社バイスプレジデントのMelissa Magestro氏が2025年の閉幕リリースにコメントを寄せています。 このイベントを理解するうえで欠かせないのが、**主催者が業界メディアも持っているという構造**です。Design News、MD+DI、Packaging Digest、PlasticsToday、Powder & Bulk Solidsは、いずれもInforma Markets Engineeringの媒体で、公式サイトのフッターに「Official Media」として並んでいます。2025年の閉幕レポートの署名は「Staff, Informa Markets Engineering」、つまり主催者が自社イベントの総括記事を書いています。 これが効いてくるのは情報収集の場面です。この展示会について書かれた記事は、実質的にすべて主催者系媒体のものです。2026年8月に英語・日本語の両方で検索した結果、**参加者や出展者による第三者の参加記録は1件も見つかりませんでした**。Redditのスレッドも、フロアツアーの動画も、独立系の業界誌の記事もありません。規模の大きい展示会では珍しいことで、この会の位置づけをそのまま示しています。 内部データベース上のスポンサーは20件登録されていますが、中身は媒体パートナーと業界団体で、有償スポンサーの一覧ではありません。公式サイト側の表記も「2025 Media Partners」「2025 Association Partners」のままです。 なお、DB上の公式URLは `imengineeringeast.com` のままで、現在このドメインはアクセスを拒否します。2027年の情報は `mdmeast.com` を見てください。 ## どんな企業が出展・参加しているのか 主催者が公表している来場者像は、次のとおりです。いずれも年次の記載がありません。 | 指標 | 公表値 | | --- | --- | | 来場者 | 4,000人超 | | 参加国 | 51か国 | | 出展社 | 300社超 | | 無料セッション | 30本超 | | 購買の推薦・仕様決定・最終決裁に関与 | 85% | | 東海岸からの来場 | 81% | | 年内に進行中または計画中の案件がある | 70% | **この4,000人超と300社超は実績ではなく、開催前の見込み値です**。同じ4つの数字は、2025年の開催7週間前にPlasticsToday(主催者系媒体)が「4,000人超が来場見込み」と報じたときの数字と一致します。開催後の検証済み実績値は、MD&M Eastについて一度も公表されたことがありません。ちなみにMD&M Westは「13,800人超(検証済み)」という開催後の数字を出しています。同じ主催者が、西では出して東では出していません。 最も重要な数字は、**来場者の81%が東海岸から来ている**という一点です。51か国という数字と矛盾しているように見えますが、矛盾ではありません。地域の買い手が集まる展示会に、細い国際的な尾がついている、という構造の説明です。「51か国から人が来る国際展示会」として社内稟議に書くと、実態から外れます。 規模を1つの表にすると、判断がしやすくなります。 | | ATX East(MD&M East 自動化) | ATX West(MD&M West 自動化) | Automate | | --- | --- | --- | --- | | 2027年の日程 | 5月19〜20日 | 2月9〜11日 | 5月10〜13日 | | 都市 | ニューヨーク | アナハイム | ラスベガス | | 会全体の出展社 | 300社超(見込み) | 1,876社(2026年実測) | 1,230社 | | 会全体の来場 | 4,000人超(見込み) | 13,800人超(2026年検証済み) | 登録者5万人超 | | 開催頻度 | 2025年の次が2027年 | 毎年 | 毎年 | **出展社数でおよそ6分の1、そのうち自動化は6セクターのうちの1つです**。 来場企業として公式に名前が挙がっているのは、B Braun Medical、Baxter、Colgate-Palmolive、Eli Lilly、Estee Lauder、ExxonMobil、Johnson & Johnson、Lockheed Martin、L'Oreal、Mars International、Nestle、Nikon、Pfizer、Purdue Pharma、Siemens、Smith & Nephew、SpaceX、Starbucks、Stryker、Unileverです。旧ATX Eastのブランドページ側では、Apple、Bristol-Myers Squibb、GE Aviation Systems、Medtronic、PerkinElmer、Verizon、Whirlpoolといった社名が並んでいました。買い手の質は高い会です。数は多くありません。 ### 日本企業の出展記録は、部品と搬送に偏っています 2025年と2027年の出展社リストは取得できませんでした(後述)。ただし過去のエディションについては、日本語の一次情報が残っています。 | 企業 | エディション | ブース | 展示物 | | --- | --- | --- | --- | | NSK(日本精工) | ATX East 2016 | 2351 | MONOCARRIER MCM単軸アクチュエータ、Megatorque Motor PNダイレクトドライブモータ | | ディムコ | ATX East 2017 | 2624 | スチールベルト式の吸引コンベヤ | | ハイオス | ATX East 2017 | 2339 | 電動ドライバ、米国代理店ASGのブース内 | | Epson Robots | ATX East 2018 | 2115 | Synthis T3スカラ、力覚付き6軸C4 | | プラ技研 | MD&M East 2018 | 1967 | カテーテルシャフト・ガイドワイヤ成形装置 | | 日本特殊管製作所 | MD&M East 2023 | 1150e | 貴金属極細管、チタン極細管、各種合金管 | **共通しているのは、ロボット本体ではなく部品と要素技術だという点です**。NSKはアクチュエータとモータ、ディムコはスチールベルト、日本特殊管製作所はカテーテル用の極細管を持ち込んでいます。そしてハイオスは自社名義のブースを持たず、米国代理店ASGのブースに載っています。日本の中小企業がこのフロアに立つ最も現実的な形は、代理店との相乗りです。 出展した側の実感として最も具体的なのが、ディムコ海外部の並木氏が2017年に書いた一文です。 > 今回は、展示を吸引コンベヤに絞りました。すると、フィルム搬送やパッケージ印刷という問い合わせが集まり、日本で想定したアプリケーションの要望がここアメリカにもあることがわかりました。 得たものは受注ではなく、**日本で立てた用途の仮説が米国でも通用するという確認**でした。2日間・300社規模の地域展示会に期待できる成果として、これは正直な水準です。同社は同じ年の2月にアナハイムのATX Westにも出展しており、両方を回った数少ない日本企業の記録でもあります。 なお、**JETROのジャパンパビリオンも、県のパビリオンも、大学のコンソーシアム枠もありません**。MD&M Westには県単位の共同出展ルートがありますが、あれは西側だけの仕組みです。ここでブースが欲しい場合は、Informaの営業に直接連絡することになります。 ## 会場では実際に何が起きるのか 2日間の中身は、展示フロア、無料の会場内セッション30本超、そして基調講演です。2025年の基調講演は2本で、どちらも技術ではなく事業の話でした。 | 登壇 | 所属 | テーマ | | --- | --- | --- | | A.K. Karan氏 | Baxter International、先進エンジニアリング担当VP | AIと機械学習によるサプライチェーン最適化 | | Emily Winston氏 | Boichik Bagels、CEO | 自動化による食品生産の品質向上 | Winston氏の講演は、エンジニア出身の創業者が職人技のベーグル製造を、ロボットアームを組み込んだハイブリッド生産で**1日5万個**まで引き上げた話です。基調講演の1本がベーグル製造会社のCEOだという事実は、揶揄ではなく、この自動化フロアの性格をそのまま表しています。ここは自動化技術そのものを見せ合う場ではなく、自動化を使う側の現場の話をする場です。 2025年に自動化フロアで最も目立った企画も同じ方向です。ニューヨークの非営利団体**New York Robotics Network**が、ブース301で「Bagels & Bots」という初出展の企画を実施しました。焼きたてのベーグルを配りながら、加盟企業のロボットを動かして見せる、という内容です。同団体の創設理事で事務局長のJacob Hennessey-Rubin氏は、Design Newsの取材にこう答えています。 > The New York Robotics Network is a nonprofit that supports robots in the New York area. We started in 2021. [...] We have access to Wall Street, so we have multiple venture capital groups interested in robotics. Informa Markets is one of our founding partners. 2021年設立、100社のスタートアップを支援し、**Informa Marketsが創設パートナーの1社**である、という関係です。ニューヨーク地域のロボティクス業界にこのフロアで会おうとするなら、有償ブースではなくこの非営利団体が入口になります。 ![Javits Centerの屋内コンコース。鉄骨のスペースフレームとガラス天井の下に広い床が続き、奥に展示ホール3Eの入口が見える](https://www.withexpa.ai/conf/2027/atx-east/javits-concourse.jpg) 会場の大きさと展示会の大きさを混同しないでください。Javits Centerは単一フロアで連続50万平方フィート超、全フロア合計で85万平方フィート超の展示面積を持ち、建物全体では340万平方フィートあります。15億ドルを投じた4年がかりの拡張が2021年春に完成し、120万平方フィートが増えました。東京ビッグサイトやMD&M Westを見てきた人が「Javitsで開催」と聞いて想像する規模と、実際にこの展示会が占める面積は、かなり違います。 ## 参加・出展にいくらかかるのか **有資格者がオンラインで事前登録すれば、入場は無料です**。公式FAQの記述をそのまま引くと、次のようになります。 > Expo admission is free online for qualified registrants; a $499 fee applies to all non-exhibiting manufacturers. 同じFAQの登録の項には、当日登録は$399と書かれています。**この2つは整合しません**。$499は特定の区分に対する金額、$399は当日登録一般の金額とされており、どちらにも年次の記載がありません。同じFAQがアプリを「MD&M East 25」で検索するよう案内している状態でもあります。したがって正直な言い方はこうなります。有資格者はオンライン無料、それ以外は$399〜$499の帯、**2027年の正式な料金表は2026年8月時点で未公表**です。West側にあるSuper Early Bird以下の料金階段は、East側には存在しません。 出展費用は**非公開**です。ブース予約ページにあるのは、2027年のフロアプランを見て、希望サイズと希望位置を3つ決めて、電話(844-499-6647)してください、という3ステップだけです。料金表も、最小サイズも、含まれるものも、締切も出ていません。内部データベースのブースパッケージも空です。 ### 見積もりで効くのはブース代よりJavitsの組合ルールです ニューヨークで出展する場合、予算の振れ幅が大きいのはブース単価ではなく**現地作業の人件費**です。Javitsでは3つの組合が管轄を持っています。 | 組合 | 管轄 | | --- | --- | | Teamster | トラックからの荷降ろし、ブースまでの搬入出、機械の吊り・据付 | | Carpenter | ブースの施工と撤去、開梱・再梱包、カーペットや幕の設置 | | Electrical | 電源の引き込み、機器の結線、照明付きサインの設置 | 自分たちで運べる範囲は、書面で細かく決まっています。認められるのは、樹脂かゴム車輪の二輪台車と、長さ10フィート以下で1人で運べるポップアップ什器まで。禁止されているのは、電動工具や脚立などの施工機材(事前の書面承認がない場合)、Econolineバンより大きい車両からの荷物、二輪台車より大きい機材で運ぶ荷物、そして1人で持てない荷物です。 ![Javits Centerの正面入口とその前を通る搬入用のインナーロードウェイ。車両のない路面とガラス張りの建物が続く](https://www.withexpa.ai/conf/2027/atx-east/javits-inner-roadway.jpg) 11番街側のインナーロードウェイは出展者専用で、先着順、**有資格ドライバー2名が乗った車両のみ、30分厳守**です。1人で運べない重量物と、すべての電源結線は組合の時間単価で課金されます。装置を持ち込む会社にとって、これはブース代よりも大きい変数です。 2027年の有償ワークショップの価格も未公表です。参考までに、MD&M Westは2026年に同等のワークショップを$325で販売していました。桁の目安としてだけ使ってください。 ## 日本企業にとって行く価値はあるか 判断の分かれ目は1つです。**米国東海岸に、すでに会うべき相手がいるかどうか**。いるなら、2日間で効率よく会える場です。いないなら、この会で作るのは困難です。 **行く価値がある企業。** 第一に、医療機器メーカーとその一次サプライヤに部品・要素技術を売っている会社です。極細管、アクチュエータ、リニアガイド、成形装置といった、日本企業が実際に持ち込んできたカテゴリと、来場企業の顔ぶれ(Baxter、Johnson & Johnson、Stryker、Smith & Nephew、B Braun)がきれいに重なります。第二に、東海岸に代理店や販社があり、その代理店のブースに相乗りできる会社です。ハイオスの形がこれで、費用と運営の負担が桁で変わります。第三に、ニューヨーク地域のロボティクス業界との接点が目的の会社です。New York Robotics Networkが実質的な窓口として機能しています。 **行かなくてよい企業。** まず、米国市場への最初の一歩を探している会社です。会期2日、フロア稼働11時間、来場者の81%が東海岸という条件で、認知をゼロから作るのは割に合いません。同じ予算なら[ATX West](/conf/2027/atx-west)(MD&M West)のほうが、出展社数で6倍以上、来場者で3倍以上の場に立てます。次に、半導体製造装置と工作機械の会社です。公式のセクター定義に半導体はなく、産業機械と精密加工はEastの対象業種から外れています。そして、公的な共同出展枠や補助金を前提に計画を立てている会社です。ジャパンパビリオンも県のパビリオンもここには存在せず、ブースは主催者との個別交渉のみです。 **出展を検討している企業へ、順序の提案です。** 見るのが先で、出るのは次です。2027年は2日間で、料金表も出展社リストも未公表という状態が2026年8月時点で続いています。まず2027年に自社で歩き、東海岸の顧客とサプライヤの密度を自分の目で確かめてから、次のエディションの出展を判断するほうが安全です。出展する場合の期待値も、主催者自身が公開している数字で置いておきます。出展者の推薦コメントとして掲載されているのは「40〜50件の良質なリード」(Lori Kennison氏、Rays Dies & Tubing)と「2日目の時点で有力な見込み客が6件」(Jeff Champ氏、Hi-Rel Plastics & Molding)です。主催者が選んで載せている好例がこの水準だという前提で、渡航費と組合費を含めた損益分岐を引いてください。中西部の医療機器向け自動化を先に試したい場合は、10月ミネアポリスの[ATX Minneapolis](/conf/2026/atx-minneapolis)が2日間で終わる小さい実験になります。北米の自動化業界そのものを見るなら、A3が主催する[Automate](/conf/2027/automate)が本体です。 最後に、日本語で調べたときに出てくる情報について、はっきり書いておきます。この会について日本語で最上位に出てくるのは旅行会社の視察ツアーページで、そこには「毎年開催」と書かれ、「2025年実績 来場者数:4,000人 出展社数:300社」と書かれています。**2026年は開催されておらず、その4,000人と300社は開催前の見込み値です**。日程と直行便の記述は正しいので、ツアー自体を否定するものではありません。ただ、規模の判断をその数字に預けないでください。貴社の条件に合わせた参加・出展の判断は、下記からご相談ください。 ## よくあるご質問 ### ATX East 2027はいつ・どこで開催されますか? 2027年5月19日(水)〜20日(木)の2日間、ニューヨークのJacob K. Javits Convention Centerで開催されます。開場は初日10時〜16時、2日目10時〜15時で、フロアが開いている時間は合計11時間です。ATX Eastは同会場のMD&M East内の自動化セクターとして開かれます。 ### ATX Eastは今も単独の展示会ですか? いいえ。主催のInforma Marketsは公式サイトで、ATXを含む6分野をMD&M Eastという1つのブランドに統合したと明記しています。ATX East専用の登録も出展社リストも存在せず、MD&M Eastのバッジ1枚で自動化セクターを含む全フロアを見られます。 ### 参加費はいくらかかりますか? 有資格者がオンラインで事前登録すれば無料です。非出展メーカーには$499、当日登録には$399という金額が公式FAQに併記されていますが、両者は整合せず年次の記載もありません。2027年の正式な料金体系は2026年8月時点で未公表です。 ### 2026年は開催されなかったのですか? 開催されていません。前回は2025年5月20〜22日で、次回が2027年5月19〜20日です。主催者系メディアは、2026年はMD&M SouthをノースカロライナのCharlotteで開催し、2027年にニューヨークへ戻すと説明しています。年次開催と書いている日本語ページは誤りです。 ### 日本企業も出展していますか? 過去には出展しています。NSKがATX East 2016でブース2351、ディムコが2017年にブース2624、ハイオスが同年に米国代理店ASGのブース2339、日本特殊管製作所がMD&M East 2023でブース1150eを構えました。ただし2025年と2027年の日本企業の出展は確認できていません。 ### ATX WestとATX East、どちらに行くべきですか? 初めての1回ならATX West(MD&M West)です。2026年実績で出展社1,876社、来場者13,800人超に対し、Eastは出展社300社超、来場4,000人という見込み値で、規模はおよそ6分の1です。Eastは東海岸の既存顧客と医療機器サプライチェーンに用がある場合に選ぶ会です。