# 3月の米国商用車・充電展示会は1回の渡航で2つ回れます:ACT Expoが入らない理由 URL:https://www.withexpa.ai/conf/2027/act-expo/two-shows-one-trip 開催:ACT Expo(ラスベガス) 完全ガイド:https://www.withexpa.ai/conf/2027/act-expo 最終更新:2026-09-15 2027年3月の米国には、商用車まわりの大型展示会が近接して並びます。**EV Charging Summit & Expoが3月1日〜3日のラスベガス、Work Truck Weekが3月9日〜12日のインディアナポリス**。閉幕から開幕まで中6日しか空きません。日本から米国へ飛ぶ費用と時間を一度払えば、**充電インフラ側の買い手と、架装・ボディ側の買い手の両方に会えます**。一方で[ACT Expo](/conf/2027/act-expo)は5月17日〜20日で、この旅程には入りません。同じラスベガスでも季節が違い、別の渡航が要ります。 - EV Charging Summit 2027: 3月1〜3日 - Work Truck Week 2027: 3月9〜12日 - 閉幕から開幕まで: 中6日 - ACT Expo 2027まで: 2か月半 ## 3つの展示会は数字でどう並びますか 数え方と年が違う数字を並べるので、各行に年と出所を付けています。 | | EV Charging Summit & Expo | Work Truck Week | ACT Expo | | --- | --- | --- | --- | | 2027年の会期 | 3月1〜3日 | 3月9〜12日(展示10〜12日) | 5月17〜20日(展示18〜19日) | | 会場 | Caesars Forum(ラスベガス) | Indiana Convention Center(インディアナポリス) | Las Vegas Convention Center | | 主催 | Terrapinn(英国の展示会運営会社) | NTEA(業界団体) | TRC(コンサルティング会社) | | 来場者 | 5,000人超(2026年大会の告知) | **1万5,646人**(2026年、主催者検証値) | 1万2,000人超(主催者公表、監査値なし) | | 出展社 | 224社(2025年の公式ディレクトリの実数) | 547社(2026年、展示ホール満床) | 400社超(2026年) | | 入場(最安) | 380ドル(2026年8月時点の販売価格、定価950ドル) | 74ドル(2026年、NTEA非会員) | 475ドル(2026年、Industry区分の展示会のみ) | **入場料の桁が違う点に注意してください**。EV Charging Summitはパスが1種類しかなく、展示会のみの無料枠がありません。Work Truck Weekは展示会だけなら非会員74ドルです。ACT Expoは日本のサプライヤーが該当するIndustry区分で475ドルで、内訳は[参加費の記事](/conf/2027/act-expo/registration-cost)に分解しました。 来場者数も物差しが違います。Work Truck Weekの1万5,646人だけが「検証済み」と明記された実来場者数で、29カ国・全米50州からの内訳も公表されています。EV Charging Summitは主催者の2027年サイトが3,500人超と書いており、2026年大会の告知にあった5,000人超より低い数字です。理由の説明はありません。 ## ラスベガスからインディアナポリスへはどう移動しますか **米国内の直行便が1本あります**。インディアナポリス国際空港(IND)が公開する直行便リストにラスベガス(LAS)が通年就航として載っています(2026年9月15日確認)。同ページは路線ごとの運航会社を明示していません。**運賃と所要時間について、当社が確認できた出典はありません**。 移動そのものより、気候と時差の落差のほうが実務に効きます。 | | ラスベガス(3月1〜3日) | インディアナポリス(3月9〜12日) | | --- | --- | --- | | 気候 | 砂漠性の乾燥、屋内会場 | 3月9日の平年最高9.4℃、平年最低マイナス0.7℃ | | 会期中の夜 | - | **全夜が氷点下**(1991〜2020年平年値) | | 時差 | 日本時間マイナス17時間(PST) | 日本時間マイナス14時間(EST) | | 会場と宿 | Caesars Forum、ストリップ沿い | 12軒のホテル4,700室とスカイウォーク直結 | インディアナポリスが**EST(UTC-5)のまま**である点は見落としやすいところです。2027年の米国夏時間は3月14日開始なので、会期の3月9日から12日はまだ標準時です。日本との時差は13時間ではなく14時間になります。 **ラスベガスは屋内、インディアナポリスは氷点下です**。会場はスカイウォークで12軒のホテル4,700室と直結しているため屋外に出ずに歩けますが、空港から市街までは別で、NTEAはタクシーと配車サービスの相場を40〜50ドルと案内しています。 ## 中6日をどう使いますか ここが、この旅程を組むかどうかの分かれ目です。3月3日にラスベガスが閉幕し、3月9日にインディアナポリスが開幕します。移動日を差し引くと、**5日前後が空きます**。 埋める材料は2つあります。 1. **顧客と代理店候補の訪問です**。両展示会の買い手は中西部と西海岸に散っており、会期中に会場で30分立ち話をするより、工場や車庫を訪ねるほうが話が進みます。展示会は相手を見つける場、中6日は相手を確かめる場という使い分けです。 2. **Mid-America Trucking Showまで延ばす選択です**。3月18日〜20日、ケンタッキー州ルイビルで、Work Truck Weekの閉幕からさらに中6日です。3つ並べると渡航は3週間近くになります。4つの展示会の比較と使い分けは[米国の商用車展示会4つを比較](/conf/2027/work-truck-week/us-commercial-vehicle-shows)にまとめました。 **予定を埋めずにこの日程を組むと、6日分の宿泊費と日当が純粋な上乗せになります**。中6日に入れる訪問先が今の時点で3件以上挙がらないなら、どちらか1つに絞るほうが費用対効果は上です。 ## どの製品ならこの組み合わせが合いますか 買い手が重なりにくいので、両方に行く意味がある企業は限られます。 | 貴社の製品 | EV Charging Summit | Work Truck Week | 2つを1回の渡航で回る意味 | | --- | --- | --- | --- | | 充電器本体、パワエレ、コネクタ | ◎ | × | 薄い | | 架装部品、ボディ部材、特装機構 | × | ◎ | 薄い | | 車載電源、DC-DC、ハーネス | ○ | ◎ | **あります** | | フリート向けソフト、テレマティクス | ○ | ○ | **あります** | | 施工・保守サービス | ◎ | ○ | **あります** | EV Charging Summitで会えるのは充電事業者(CPO)、用地オーナー、電力会社、施工業者、そして案件に金を出す側です。Work Truck Weekで会えるのは架装業者、ボディメーカー、シャシーメーカー、自治体のフリート担当です。**同じ「商用車」でも、買う理由も予算の出どころも別です**。 なお、どちらの展示会にも日本の部品・機器メーカーはほとんどいません。EV Charging Summitは2025年の出展224社のうち日本に親会社を持つのが3社、Work Truck Weekは2026年の出展547社のうち部品・機器メーカーが0社でした。各展示会の詳細は[EV Charging Summit & Expo 2027ガイド](/conf/2027/ev-charging-summit-expo)と[Work Truck Week 2027ガイド](/conf/2027/work-truck-week)にあります。 ## ACT Expoはこの旅程に入りますか 入りません。**5月17日〜20日で、3月の2つとは2か月半離れています**。会場は同じラスベガスですが、同じ渡航に収める方法はありません。ACT Expoに行くなら、単独で1回分の渡航予算を立ててください。 その渡航を組むときに効く条件が2つあります。 第一に、**展示フロアが開くのは5月18日と19日の2日間だけです**。会期は4日間ですが、2026年の3日間からフロアだけが1日減りました。日程は会期ではなく展示日で数えてください。 第二に、**5月中旬のラスベガスは平年最高32℃前後です**。屋外のRide & Driveと駐車場の車両展示を歩く日程が入るため、3月の視察と同じ服装計画は使えません。 そしてACT Expoが答える問いも違います。充電インフラの経済性でも架装でもなく、**フリートが次の車両更新で何を選ぶか**です。パワートレイン、燃料、テレマティクス、自動運転までを、車両を運用している側の購買が見に来ます。その層に売る製品がないなら、3月の2つで足ります。 ## 率直な判断 **まず3月の2つを1回の渡航で回る。これが最も費用対効果の高い初手です**。入場料はEV Charging Summitが380ドル、Work Truck Weekが74ドルで、合計454ドル。太平洋往復1回で、充電側と車両側の買い手を両方見られます。 **ただし中6日の予定が埋まらないなら、1つに絞ってください**。6日分の宿泊費と日当は、2つ目の展示会の入場料より確実に大きくなります。訪問先が挙がらない段階では、EV Charging SummitかWork Truck Weekのどちらか、貴社の買い手がいるほうだけで十分です。 **ACT Expoは別の年度の別の稟議として扱ってください**。5月、単独の渡航、展示フロアは2日間。3月の視察で米国側の受け皿づくりに1年かけ、翌年にACT Expoへ出る、という順序は、この3つの会期が実際に描いている道筋でもあります。 貴社の商材に照らした渡航の組み方は、下記からご相談ください。 ## よくあるご質問 ### EV Charging SummitとWork Truck Weekは同じ渡航で回れますか? 回れます。2027年はEV Charging Summitが3月1日〜3日、Work Truck Weekが3月9日〜12日で、閉幕から開幕まで中6日です。ラスベガスからインディアナポリスへは年間通じて直行便があり、1回の渡航に収まります。 ### ACT Expoも同じ旅程に入れられますか? 入りません。ACT Expoは5月17日〜20日で、3月の2つとは2か月半離れています。同じラスベガスで開かれますが季節が違い、別の渡航が必要です。展示フロアが開くのは18日と19日の2日間だけなので、日程は会期ではなく展示日で数えてください。 ### 中6日は何に使えますか? 顧客訪問と移動です。ラスベガス最終日の翌日に移動し、インディアナポリス入りの前日まで5日前後が空きます。埋める予定がなければ、この6日分の宿泊費と日当が純粋な上乗せになります。空予定のまま組むべき日程ではありません。 ### 2つの展示会で会える相手は同じですか? 違います。EV Charging Summitの買い手は充電事業者、用地オーナー、電力会社、施工業者です。Work Truck Weekの買い手は架装業者、ボディメーカー、自治体のフリート担当です。両方に意味があるのは、充電機器と車両側の部材を両方持つ企業に限られます。 ### 3月にもう1つ展示会はありますか? Mid-America Trucking Showが3月18日〜20日、ケンタッキー州ルイビルで開かれます。Work Truck Weekの閉幕から6日後です。3つ並べると渡航は3週間近くになるため、4展示会の比較と使い分けは別記事にまとめています。