# PACK EXPO 2026の出展費用:ブース・搬入・実演の予算 URL:https://www.withexpa.ai/conf/2026/pack-expo-international/exhibit-cost 開催:PACK EXPO International(シカゴ) 完全ガイド:https://www.withexpa.ai/conf/2026/pack-expo-international 最終更新:2026-09-11 PACK EXPO International 2026の出展料は、1平方フィートあたり$34.25です。20フィート四方(400平方フィート)で$13,700、ドレージ(搬入出の荷役費)が含まれます。ただしこれは総額の半分です。前回2024年大会の公式サービス料金表から実額を拾って20フィート四方に実演ライン1本を組み、4名を派遣すると、会場サービスと出張費を足した総額は約800万円になります。ブース装飾と日本からの機械輸送はこれに乗ります。会期や来場者の全体像は[PACK EXPO International 2026完全ガイド](/conf/2026/pack-expo-international)にあります。ここでは金額だけを扱います。 ![ガラス張りの外壁と大きく張り出した庇を持つ、シカゴのマコーミック・プレイス・ウェスト館の外観写真](https://www.withexpa.ai/conf/2026/pack-expo-international/mccormick-west.jpg) ## 出展料に含まれるもの、含まれないもの 単価$34.25にドレージが含まれている点は、米国の展示会としては珍しい設計です。ドレージは重量に応じて後から請求されるのが通例で、想定外の請求書が来る代表格でした。PMMIはこれを料金に組み込んでいます。条件は1つ、トラックが指定された搬入日の14時までにPACK EXPO Servicesの搬入待機場でチェックインすることです。 ただし出展者サービスマニュアルは、含まれる範囲を明確に線引きしています。含まれるのは「そのまま設置できる状態」の貨物を一度だけ所定の位置に置くところまでで、開梱、パレットからの取り外し、ボルト固定の解除、段積み、そして3万ポンド級のフォークリフトやクレーンを要する荷は、いずれも対象外と明記されています。**機械を出す会社にとって、この一文が費用の分かれ目です**。木枠に入った包装機は「そのまま設置できる状態」ではありません。 床の仕上げも出展者の負担です。マニュアルは「カーペットまたは床材の敷設は必須であり、出展者の責任」と書いており、会期後に残せば撤去費と作業費が請求されます。高さ制限は599平方フィート未満のブースで12フィート、この区分では吊り看板が認められません。手付金は25%で、返金も譲渡もできません。 ## 会場サービスの実額 以下は前回2024年大会の公表料金です。2026年分の料金表は出展者専用サイトの中にあり公開されていませんが、スペース単価が2024年から2026年、さらに2027年のラスベガスまで$34.25で据え置かれていることから、桁の目安としては使えます。 | 項目 | 2024年の料金 | 条件 | | --- | --- | --- | | 208ボルト三相60アンペア電源 | $1,171.25 | 事前申込価格。当日申込は$1,673.25 | | 圧縮空気の主配管(61〜150 CFM) | $1,035.85 | 事前申込価格。接続工賃$537.35は別途 | | 給水の主配管 | $900.75 | 排水も同額。接続工賃は各$537.35 | | カーペット(切り売り) | 1平方フィート$3.10 | 100平方フィートから。敷設は義務 | | 掃除機がけ4日分 | 1平方フィート$1.46 | ブース全面積で計算 | | 有線インターネット | $660.00 | Associate Class。事前申込価格 | | フォークリフトと作業員 | 1時間$683.00 | 5,001〜15,000ポンド。通常時間 | | ミルライト(機械組立工) | 1時間$156.35 | 通常時間。時間外$234.60、休日$312.80 | | 電気工 | 1時間$131.15 | 通常時間。時間外$189.80 | 読み方の注意が3つあります。第一に、事前申込の締切を過ぎると多くの項目が4割前後上がります。2024年の締切は会期の約7週間前でした。第二に、圧縮空気は主催者の指定業者からしか引けません。マニュアルは自前のコンプレッサーの持ち込みを禁じています。第三に、リギングの作業班は2名1組が基本で、1時間単位、最低1時間からの課金です。 ## 実演ライン1本と4名派遣の総額 20フィート四方に機械を1台据えて動かす前提で積み上げます。為替は1ドル153円(2026年9月10日のレート)で換算しました。 | 項目 | 金額 | 根拠 | | --- | --- | --- | | 出展スペース400平方フィート | $13,700 | 2026年の公表単価$34.25の400倍 | | カーペット400平方フィート | $1,240 | 切り売り$3.10の400倍 | | 電源208ボルト三相60アンペアと電気工2時間 | $1,434 | $1,171.25に$131.15の2倍を加算 | | 圧縮空気1系統と接続工賃 | $1,573 | $1,035.85に$537.35を加算 | | リギング(搬入4時間、搬出4時間) | $5,464 | $683.00の8倍 | | ミルライト16人時 | $2,502 | $156.35の16倍 | | 掃除機がけ4日 | $584 | $1.46の400倍 | | 有線インターネット | $660 | Associate Class | | 小計 | $27,157 | 日本円で約415万円 | **スペース代$13,700に対して、会場で発生する費用が同額以上乗ります**。ここにブース装飾、日本からの機械輸送、通関、リード獲得端末は入っていません。いずれも公表料金がなく、個別見積です。 人件費は視察団の価格を手がかりにできます。日本包装機械工業会の2026年視察団は6日間で会員710,000円、1人部屋にすると160,000円の追加、燃油サーチャージなどを足して約95万円でした。エコノミー、シカゴ直行便、会期3日という条件です。出展側は搬入日から入るため、これより2泊から3泊長くなります。1人あたり100万円前後を見込むと、4名で約400万円です。 合計すると、スペースと会場サービスで約415万円、渡航と滞在で約400万円、**装飾と輸送を除いて約800万円**という水準になります。 ## 助成金で戻る分と、戻らない分 この展示会にジャパンパビリオンはありません。2026年のパートナー協会一覧にはオーストラリア、イタリア、英国、メキシコ、ブラジル、ドイツの団体が並びますが、日本の団体は入っておらず、ジェトロの共同出展枠も設定されていません。出展はPMMIとの個別契約だけです。 使える公的支援は都道府県レベルにあります。都内の中小企業であれば、東京都中小企業振興公社の展示会出展助成事業が海外展示会も対象にしています。限度額150万円、助成対象経費の3分の2以内で、対象は出展小間料、資材費、輸送費です。渡航費、宿泊費、飲食費は対象外と募集要項に明記されています。出展小間料$13,700は約210万円ですから、その3分の2で約140万円、輸送費を加えれば限度額に届きます。 条件を2つ見落とさないでください。**同一小間に複数社で入る共同出展は対象外です**。そして受付は毎月1日から14日までの全10回制で、各回の最終日16時が締切、予算に達した時点で打ち切られます。他の自治体や業界団体の枠は[公的支援の一覧](/conf/subsidies)にまとめています。 ## 率直な判断 出すべきなのは、北米に販売代理店か現地法人を持ち、据付とアフターサービスを引き受けられる体制がすでにある機械メーカーです。この展示会の商談は実務的で、その場で手書きの見積もりが出る場面もあります。納期と現地サービスに答えられない状態で商談机に座っても、話が続きません。 見送ってよいのは3種類です。現地の保守体制がないまま初出展する会社。実演を諦めてパネルとカタログだけを並べる会社は、$34.25の単価が最も割高になる形で払うことになります。そして共同出展で助成金を使うつもりの会社は、東京都の制度が対象外としている点を先に確認してください。 2026年大会はすでに手遅れです。最終支払期限は2026年6月22日で、それ以降の取消は全額が返金されません。次は2027年9月27日から29日のPACK EXPO Las Vegas、その次が2028年のシカゴです。スペース単価は同じ$34.25で、床の割り当ては継続出展で貯まる優先ポイント制ですから、初出展は場所取りで不利になります。まず2026年を視察に使い、[出展社の見方と訪問先の絞り方](/conf/2026/pack-expo-international/exhibitor-planning)から代理店候補を探す順序が現実的です。北米の他の展示会と並べて比べたい場合は[アメリカの包装・食品機械展示会比較](/conf/2026/pack-expo-international/us-packaging-shows)をご覧ください。 ## よくあるご質問 ### PACK EXPO Internationalの出展料はいくらですか? 標準料金は1平方フィートあたり$34.25です。10フィート四方で$3,425、20フィート四方で$13,700になります。PMMI会員には非公開の割引料金があり、expo@pmmi.org で確認できます。同じ単価はPACK EXPO Las Vegas 2027にも適用されます。 ### 出展料にドレージは含まれますか? 含まれます。ただし対象は「そのまま設置できる状態」の貨物を一度だけ所定の位置に置くところまでです。開梱、パレットからの取り外し、ボルト固定の解除、組立、大型フォークリフトやクレーンが要る荷はいずれも別料金になります。トラックは指定搬入日の14時までに搬入待機場に入る必要があります。 ### 2026年大会にこれから出展できますか? できません。ブース代の最終支払期限は2026年6月22日で、すでに経過しています。以降の申込取消は全額が返金されません。次に狙えるのは2027年9月27日から29日のPACK EXPO Las Vegas、その次が2028年のシカゴです。 ### 日本の補助金や助成金は使えますか? この展示会にジャパンパビリオンやジェトロの共同出展枠はありません。都内の中小企業であれば東京都中小企業振興公社の展示会出展助成事業が使えます。限度額150万円、助成対象経費の3分の2以内で、出展小間料と輸送費が対象、渡航費と宿泊費は対象外です。 ### 実演のために機械を動かすには何が必要ですか? 電源と圧縮空気を主催者側の指定業者から個別に申し込みます。自前のコンプレッサーを会場に持ち込むことは認められていません。208ボルト三相60アンペアの電源が事前申込で$1,171.25、圧縮空気の主配管が$1,035.85に接続工賃$537.35という水準です。金額は2024年大会の公表料金です。