# IMTS視察団と個別手配の比較:費用・訪問先・準備 URL:https://www.withexpa.ai/conf/2026/imts/inspection-tour 開催:IMTS(シカゴ) 完全ガイド:https://www.withexpa.ai/conf/2026/imts 最終更新:2026-09-11 IMTS 2026の視察団は、日本工作機械工業会が後援し東武トップツアーズが実施する形で募集されました。2名1室で1人あたり、3泊5日のAコースが465,000円、現地企業の視察を1社含む4泊6日のBコースが638,000円。ここに空港諸税と燃油サーチャージが約13万円別途かかります。一方、IMTSは海外からの参加登録が無料なので、バッジ代はどちらのルートでも0円です。**つまり視察団の代金は、入場料ではなく航空券と宿と現地の段取りの値段です**。展示会そのものの評価は[IMTS 2026完全ガイド](/conf/2026/imts)にあります。 ![マコーミック・プレイス館内にある鉄道駅のホーム。線路の先に McCormick Place と書かれた案内標識と、上階へ向かう階段が見える](https://www.withexpa.ai/conf/2026/imts/metra-platform.jpg) ## 2026年の視察団は何を売っていたのか 募集要項の内容を、そのまま並べます。旅行条件と代金は2026年5月1日を基準としたものです。 | 項目 | Aコース | Bコース | | --- | --- | --- | | 日程 | 2026年9月14〜18日(3泊5日) | 2026年9月14〜19日(4泊6日) | | 旅行代金(2名1室、1人) | 465,000円 | 638,000円 | | 1人部屋追加料金 | 120,000円 | 160,000円 | | 募集人員 | 22名(最少催行17名) | 15名(最少催行13名) | | 現地企業視察 | なし | 1社、通訳付き、昼食付 | | 添乗員 | 2日目終了までBコースに同行 | 全行程同行 | 代金に含まれるのは、全行程エコノミークラスの航空運賃(羽田とシカゴを結ぶ直行便)、宿泊費、初日と出発日の空港とホテルを結ぶ専用車とガイド、日程に記載された食事、団体行動中のチップと税とサービス料です。Bコース3日目の企業視察には通訳が付きます。宿泊先はThe Chicago Hotel Collection - Magnificent Mileで、IMTSシャトルバスの発着所まで約160m、徒歩2分の位置でした。9月15日にはA・Bコース合同の懇親夕食会が組まれています。 Bコースの訪問先は、Harley-Davidson Factory Tour、m-HUB、TRUMPF社、Amada America社、Bystronic社の中から1社を予定、と募集時点で書かれていました。**確定はせず8月中旬に連絡する形です**。訪問先を指定して申し込むことはできません。 ## 旅行代金に含まれない13万円 見落としやすいのはここです。代金とは別に収受される項目が明記されています。 | 項目 | 金額 | | --- | --- | | 羽田空港施設使用料 | 2,950円 | | 国際観光旅客税 | 3,000円 | | 海外空港諸税 | 目安12,020円 | | 燃油サーチャージ | 目安112,000円 | | ESTA | 40米ドル(代行手配は別途8,000円) | 燃油サーチャージと海外空港諸税は目安で、増額時は差額が追加収受されます。**Aコースの実質総額は約595,000円、Bコースは約768,000円**という読み方になります。このほか、海外旅行保険、超過手荷物料金、自由行動中の費用、国内移動費は自己負担です。 日程の縛りも先に確認してください。申込締切は2026年7月3日、申込金が1人93,000円、残金は8月31日まで。取消料は出発30日前から3日前までが旅行代金の20%、前々日から当日が50%、開始後は100%です。定員に達した時点で締切前でも受付は終わります。 ## 個別手配との差額で、何を買っているのか 視察団の代金には航空券と宿が入っています。したがって個別手配が安くなるかどうかは、**その2つを視察団より安く押さえられるかどうかだけで決まります**。差額で買っているのは、次の5つです。 | 項目 | 視察団 | 個別手配 | | --- | --- | --- | | 参加登録 | 無料 | 無料 | | 空港と会場の移動 | 初日と最終日に専用車、日本語ガイド同行 | Metra Electric線が館内に停車、CTAグリーンライン | | 宿泊 | 指定ホテル、シャトル発着所まで徒歩2分 | 公式ホテルブロック95軒から選択、シャトル無料 | | 日本語の随行 | 添乗員と専用の日本語係員 | なし | | 企業視察と通訳 | Bコースのみ | 自分でアポイントを取る | 個別手配でも移動は難しくありません。McCormick Placeには館内にMetra Electric線のホームがあり、ダウンタウンのMillennium駅から約15分です。公式の宿泊手配はGlobal Housing Solutionsが唯一の窓口で、シカゴ近郊95軒と契約し、会場との無料シャトルが付きます(会場隣接の5軒などシャトル対象外あり)。 **視察団を選ぶ理由があるとすれば、企業視察と懇親夕食会です**。Bコースの現地企業視察は通訳付きで、単独では取りにくいアポイントです。懇親夕食会は同じ週にシカゴにいる日本の同業と話せる場になります。逆に、現地に販売代理店や取引先があり、自分でアポイントを組める企業なら、視察団の付加価値は日本語の随行だけになります。 ## 日本企業の出展をどう絞り込むか 会場で最初に効くのは、回る順番より会う相手の決定です。2026年に確認できた日系企業のブース番号は次のとおりです。 | 企業 | ブース | | --- | --- | | Mazak | 338300、236700(ノース館3階) | | Okuma America | 338500 | | Makino | 338519 | | Yamazen | 338536 | | Matsuura Machinery | 338630 | | JTEKT | 338700 | | Tsugami America | 339410 | | Marubeni Citizen-Cincom | 339419 | | Sugino | 339430 | Mazakのサウス館ブースが338300と公式に示されているので、**338300から339430までの帯はサウス館の同じ区画**と読めます。日系の主要9社が数十メートル圏内に固まっているということです。半日をここに充てれば、日本語で一通り話が聞けます。 ただしこの9社は下限です。日本工作機械工業会はIMTS 2024で会員48社が出展したと報告しており、非会員と商社を含めれば実数はさらに増えます。FANUC、MC Machinery Systems、アマダマシナリーアメリカ、ソディック、ミツトヨアメリカ、不二越ロボティクス、芝浦機械アメリカ、キタムラ機械USA、BIG DAISHOWAも2026年の出展者リストに入っています。 ## 3日間をどう割るか 棟によって開場時間が違うことが、そのまま1日の設計になります。イースト館3階とウェスト館は9:00〜17:00、ノース館とサウス館は10:00〜18:00、登録受付はどちらも8:00からです。 - **9:00〜10:00** はイースト館とウェスト館しか開いていません。この1時間を必ずこの2棟に使ってください。 - **17:00〜18:00** はノース館とサウス館だけが開いています。商談と再訪をこの時間に寄せます。 - **初日の8:00** は登録受付に充てます。事前申込のバッジ発送は2026年8月から始まっていました。 3日構成なら、初日にイースト館とウェスト館を朝から通し、10:00以降にサウス館の日系9社を回る。2日目はノース館のオートメーションとEmerging Technology Center。3日目は初日に見きれなかった棟へ戻り、夕方の1時間を商談に使う。4棟を回ると1日10kmを超えるので、履き慣れた靴と、公式のMy Show Plannerでの事前の順番決めは省略できません。 ## 率直な判断 **視察団が向く企業。** 北米が初めてで、現地に取引先も代理店もない企業です。1名から参加でき、空港送迎と日本語係員が付き、Bコースなら単独では取りにくい工場の視察が1社入ります。定員はAコース22名、Bコース15名と小さいので、検討するなら募集開始の時点で動く必要があります。 **個別手配が向く企業。** 現地に販売網か取引先があり、自分でアポイントを組める企業です。参加登録は無料、羽田からシカゴへの直行便があり、会場に電車が乗り入れています。移動の難易度が低いので、視察団の付加価値は日本語の随行に絞られます。滞在日数と訪問先を自分の商談に合わせられる分、同じ予算でできることは増えます。 **どちらでもよいので、行く前に決めておくこと。** 会う相手と、聞く質問です。バッジが無料ということは、何も準備しなくても入れるということでもあります。4棟を1日10km歩いて、何も決まらないまま帰国することは十分に可能です。出展側に回ることを検討しているなら、費用の全体像は[IMTS出展費用の見積もり方](/conf/2026/imts/exhibit-cost)に、国内のJIMTOFとの使い分けは[IMTSとJIMTOFの違い](/conf/2026/imts/vs-jimtof)にまとめてあります。ジェトロの支援制度は[公的支援と補助金](/conf/subsidies)を参照してください。 ## よくあるご質問 ### IMTSの参加費はいくらですか? 日本から行く来場者は無料です。IMTSは海外からの参加登録を無料にしています。米国内の個人登録は85ドル、5名以上の団体は1人50ドルですが、海外からの登録に費用はかかりません。学生、教育関係者、報道関係者も無料です。 ### IMTSの視察団の費用はいくらでしたか? IMTS 2026では2名1室利用で1人あたり、3泊5日のAコースが465,000円、企業視察を含む4泊6日のBコースが638,000円でした。これに空港諸税と燃油サーチャージが約13万円かかります。1人部屋の追加料金はAコース120,000円、Bコース160,000円です。 ### 視察団と個別手配ではどちらが安いですか? 航空券と宿を視察団より安く押さえられるなら個別手配です。視察団の代金には全行程エコノミーの航空券と指定ホテルの宿泊が含まれるので、差額で買っているのは日本語係員、空港送迎、懇親夕食会、そしてBコースの企業視察と通訳になります。 ### IMTSは1日でどれくらい歩きますか? 4棟を回ると1日10キロを超えます。McCormick Placeは北米最大の会議施設で、IMTSはノース、サウス、イースト、ウェストの4棟すべてを使います。棟ごとに開場時間が違うので、公式のMy Show Plannerで順番を決めてから行ってください。 ### 日本企業はどこに出ていますか? 2026年に確認できた日系9社のブース番号は338300から339430までの帯に集中しています。Mazakのサウス館ブースが338300なので、この帯はサウス館です。Mazakはノース館3階の236700にも別のブースを構えています。